「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」(主管・青年本部、外務部)で全国から寄せられたポッケの総数が、このほど同運動推進委員会から発表されました。立正佼成会の小・中学生が中心となり、6月1日から8月31日までの2カ月間にわたって作製されたポッケは5万8735個。同運動推進委員会には、取り組みの内容や功徳が各教会から報告されています。
8年目を迎えた同運動は、紛争や対立、差別によって心に傷を負った海外の子供たちに、おもちゃや文房具を詰めた「ポッケ」をおくる取り組み。今年も6月1日から8月31日までの2カ月にわたり小・中学生が中心となってポッケづくりを行いました。特にここ数年、家庭での取り組みが定着し、親子やきょうだいで世界の現状について話し合い、世界平和への願いをさらに深めた上でポッケづくりを進める教会が増加しています。同運動推進委員会に届いた報告書にも、「世界の子供たちへの思いを家族で話し合い、真心を込めて作製した」「家族全員で一つのポッケづくりに取り組んだ」など、家庭での実践を運動の指針として呼びかけた教会が目立ちました。また、取り組みによる功徳として「子供が物を大切にする心を強く感じ取った」「日ごろ活動に参加できない青年婦人部員さんが子供さんと一緒に取り組み、喜んでいた」などの声が寄せられました。また、運動開始以来、レバノンにポッケをおくり続けていることで、今年7月に起きたイスラエル軍とレバノンの武装組織ヒズボラとの戦闘に関心を持つ子供もいたとの報告がなされ「現地の子供の状況を教えてほしい」との要望もありました。
5万8735個のポッケは、立正佼成会とつながりの深い団体を通し、アゼルバイジャン、アフガニスタン、英国・北アイルランド、スリランカ、パレスチナ(ガザ地区、ヨルダン川西岸)、レバノンの6カ所におくられることになりました。アゼルバイジャン、レバノンには、来年3月に会員親子によるボランティア隊を派遣します。
(2006.12.01記載)
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