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2007年05月22日 BNN「第11回研修セミナー」開催

東京・新宿区の日蓮宗福聚山常圓寺で5月22日、本会、庭野庭野平和財団も加盟するBNN(仏教NGOネットワーク)の「第11回研修セミナー」が行われました。テーマは『慈悲の社会化 有馬実成師に学ぶ』。加盟団体から20人が参加しました。

セミナーではSVA(シャンティ国際ボランティア会)の大菅俊幸氏が国際ボランティアの先駆けとして活躍した有馬実成師について紹介。有馬師が曹洞宗洞庭山原江寺の住職を務める傍ら、「禅の文化を聞く会」や在日韓国人・朝鮮人遺骨返還運動など多岐に渡る活動に携わったことを説明しました。また有馬師がSVAの前身である「曹洞宗東南アジア難民救済会議(JSRC)」の企画実行委員長を務め、移動図書館で難民キャンプを巡回するなど、多くの活動を展開したことを語りました。さらに大菅氏は有馬師の唱える『地球市民社会』に言及し、「相手や自分の煩悩をどう受け止め、いかに相手の尊厳を敬い、自らの尊厳を引き出していくか。そこに視点を持たないと、平和と言うもの、地球市民社会は来ないと思います。有馬さんは、非常に仏教者らしい視点を持っていました」と述べました。

(2007.05.31記載)