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2007年07月13日 第7回ACRP大会開催決まる

第7回ACRP(アジア宗教者平和会議)大会が、来年10月17日から21日まで、フィリピン・マニラ市で開催されることが決まりました。大会メーンテーマは『アジアにおける平和の創造』(仮訳)。安全保障、人権、環境などの観点から5つのサブテーマが設けられました。5月下旬に同市で行われたACRP執行委員会で決議され、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の「第96回理事会・第92回評議員会」(7月6日、解脱会本部)の席上、報告されたものです。大会では、本会議とは別に、青年事前会議、女性事前会議も開催されます。

ACRP執行委員会は、フィリピン・マニラ市内のホテルで5月25、26の両日に行われました。インド、インドネシア、オーストラリア、韓国、北朝鮮、タイ、中国、日本、パキスタン、バングラデシュ、フィリピンの11カ国から37人の執行委員が参加し、本会からは、ACRP会長の庭野日鑛会長の代理として神谷昌道外務部次長、WCRP日本委の畠山友利事務次長、ACRP副事務総長の鈴木克治氏が出席しました。開催地、開催期日、大会テーマなどについて話し合いが持たれ、それぞれ次のように決定しました。
【開催地】
フィリピン・マニラ市

【開催期日】
(1)青年事前会議=2008年10月14、15日
(2)女性事前会議=同10月15、16日
(3)本会議=同10月17~21日

【メーンテーマ】
『アジアにおける平和の創造』(仮訳)

【サブテーマ】
(1)共有される安全保障・紛争解決による平和の創造
(2)人間の権利及び平和教育による平和の創造
(3)共有される価値及び共同体の強化を通しての平和の創造
(4)持続可能な開発及び社会正義を通した平和の創造
(5)癒し及び未来建設を通した平和の創造
第7回ACRP大会開催については、一昨年12月下旬に行われた執行委員会から討議が開始されました。開催日については当初、本年実施の案も出されましたが、昨年が第8回WCRP世界大会の開催年に当たることから、その翌々年にあたる来年に開催する方向で話し合いが持たれてきました。
その後、昨年11月の執行委員会、今年2月の事務局会合を経て、5月の執行委員会で大会準備委員会の発足が承認され、概要が討議されました。今後、開催規模、各国の正式代表、大会役員、プログラム、予算などを決める作業が進められます。
現在、アジアでは経済発展の著しい中国、インドが衆目を集める一方、スリランカやアフガニスタンなどでの紛争、テロリズムの問題、朝鮮半島での核問題、環境破壊、貧困と、多数の課題が山積します。アジア地域で起こるさまざまな問題に対し、ACRPがいかに実質的な影響を及ぼすことができるか、第7回大会の成果が期待されます。

(2007.07.13記載)