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2008年01月30日 WCRP日本委員会が「第99回理事会・第95回評議員会」開催

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の「第99回理事会・第95回評議員会」が1月30日、法輪閣で開催され、理事、評議員合わせて51人(委任状提出者含む)が参加しました。本会から、WCRP日本委理事長の庭野日鑛会長はじめ、同評議員の山野井克典顧問、川端健之外務部長、松本貢一青年本部長、山田匡男参務、泉田佳子元責任役員が出席しました。

冒頭、濱尾文郎・カトリック枢機卿と白井永二・元神社本庁総長の逝去に対し、追悼の黙祷が捧げられました。続いて、受け入れ教団を代表して、立正佼成会の渡邊恭位理事長が歓迎のあいさつ。庭野日鑛会長は開会のあいさつの中で、教団が創立70周年を迎えたことを紹介し、変化、前進の大切さを強調しました。
このあと、ウィリアム・ベンドレイWCRP国際委員会事務総長が、国際委の行動計画と各地域・各国での主な活動を報告。第8回WCRP世界大会(2006年、京都)以降の動きの中で、パレスチナ諸宗教指導者評議会の発足、中東全域を網羅する中東諸宗教指導者評議会の設立に向けた対話活動、スリランカの和平を目的とした「世界宗教指導者平和サミット」について説明しました。また、7月に札幌で開催される「G8諸宗教サミット」(仮称)=WCRP日本委主催、同国際委共催=への強力なバックアップを表明。「第8回WCRP世界大会で提唱された『Shared Security』(共有される安全保障)という概念は強いインパクトを与えることになる」と語りました。
審議事項では、平成20年度の事業方針・事業計画・予算が審議、承認されました。この中で、「国内外の宗教者とともに現実の課題を克服するために、宗教の根底に共通する不変の真理を見いだし、共有する」「相対的で対立的な国際政治の課題に長期的、全面的、根本的に見る宗教者の視座から対応していく」という方針が掲げられました。また、同日本委の人事では、本会の山野井克典顧問(前理事長)の後任として、評議員に渡邊恭位理事長が、財務委員に国富敬二時務部長が、それぞれ就任しました。
この後の報告事項では、札幌での「G8諸宗教サミット」の概要、実行委員会(宮本けいし実行委員長=WCRP日本委事務総長、妙智會教団理事長)の構成などが発表されました。さらに、今年10月にフィリピン・マニラで開催される「第7回アジア宗教者平和会議(ACRP)大会」の開催趣旨、プログラム案などが公表されました。引き続き、各委員会、活動部会から報告が行われました。
会議終了後、法輪閣大ホールで「新春の集い」が行われました。

(2008.2.8記載)