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2008年02月07日 新宗連「第24期第5回理事会」開催

新宗連(新日本宗教団体連合会)の「第24期第5回理事会」が2月7日、東京・渋谷区の妙智會教団本部で開催され、理事28人(委任状提出者を含む)をはじめ、監事、オブザーバーなど合わせて54人が参加しました。本会から同理事長の庭野日鑛会長はじめ同理事の山野井克典顧問らが出席しました。

会議に先立ち、参加者全員で妙智會教団の本殿に参拝しました。
理事会では冒頭、昨年12月に逝去した元新宗連顧問で元参議院議員の楠正俊氏の冥福を祈り、黙祷が捧げられたあと、受け入れ教団を代表して宮本けいし妙智會教団理事長があいさつしました。
庭野理事長の開会あいさつに続き、議事に移り、神道新教(兵庫・姫路市、雲丹亀功士郎管長)の新宗連加盟を承認。平成20年度事業計画案、平成20年度予算案が審議、了承されました。
この中で、事業方針として、自殺防止に向けた活動の推進、公益法人制度改革による新制度移行への対応が打ち出されました。また、基本事業計画に基づいた年度事業計画として、新宗連スローガンを基盤とした事業、加盟教団相互の交流と学習、宗教の社会的役割の推進、人権啓発活動の推進、情報化社会への対応などが公表されました。さらに、本年12月に施行される新公益法人制度(法)への対応として、公益法人制度改革対策ワーキンググループの設置が決定されました。
引き続き、自殺防止プロジェクト、温暖化防止・CO2削減運動の集計結果などが報告されました。
このあと、学習会が行われ、国際ビフレンダーズ・東京自殺防止センターの西原由記子氏が『自殺防止に向けた活動について』をテーマに講演。自殺の要因や自殺を考える人の心情などに触れながら、「あなたにもできる自殺防止」と題し、自殺防止の具体的な取り組みと心構えを紹介。「自殺の危険信号に注意する」「自殺念慮を尋ねる」「死にたい気持ちをありのままに受け止める」「悩みをよく聞く」「死にたい気持ちと生きたい気持ちがしばしば同居している」などのポイントを示しました。
講演後、相談員の死生観、宗教者の姿勢、うつ病と自殺の関係などについて質疑応答が行われました。
また、8日には「第24期第4回全国総支部会議」が東京・渋谷区の新宗連会館で開催され、庭野理事長はじめ全国11総支部の会長、事務局長ら35人が出席しました。

(2008.2.15記載)