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2008年05月16日 「一食研修ツアー(パキスタンコース)」が中止に

「一食研修ツアー」を主管する外務部はこのほど、「パキスタンコース」(7月31日~8月8日)の中止を決定し、各教会に通知しました。同国の治安悪化によるものです。

同ツアーは、「特定非営利活動法人ジェン」(本会も加盟)によるパキスタン大地震の復興事業の視察を目的に計画されました。
しかし昨今、政治不安を背景に治安が急速に悪化。首都・イスラマバードや空港のあるラワルピンディなどでは、政府や警察を狙った事件が頻繁に起こっています。3月には、イスラマバードで邦人を巻き込んだ爆破事件が発生。外国人を狙った事件が増えています。
こうした現状に際し、外務部はジェンと派遣の可能性を検討。訪問予定地のバーグ県の治安は安定しているものの、経由地や周辺の状況を考慮して派遣の中止を決定しました。
この決定を受け、ジェンの山田絵美イスラマバード事務局長は、「事業地への訪問が実現できず大変残念ですが、皆さまの思いは現地の人々の大きな心の支えとなって確実に届いています」とコメントを寄せました。

(2008.05.16記載)