News Archive

2008年05月15日 中国・四川省大地震被害に一食平和基金から支援

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=川端健之外務部長)は、5月12日午後に発生した中国南西部の四川省汶川(ぶんせん)県を震源とする「四川大地震」の被害に対し、300万円の緊急支援を決定しました。15日午後、渡邊恭位理事長が、東京・港区の中国大使館を訪れ、馬継生・政治部公使参事官に見舞金を手渡しました。

12日に発生した「四川大地震」(マグニチュード8・0)によって、同省を中心に周辺地域は大きな被害に見舞われました。20日現在、同国政府によると今回の地震で確認された死者は4万75人、負傷者は24万7645人に達し、行方不明者を含めた全体の犠牲者数は7万人以上になると推計されています。同省は、広大な山岳地帯を有しており、震源地周辺はがけ崩れなどによって幹線道路が寸断され、救援部隊の被災地到着が遅れるなど、救援活動が難航している状況です。
会談の中で同省出身の馬参事官は、現地の被災状況を説明したあと、中国の故事を引用し、「困難な出来事に遭遇した時、必ず友人が現れ、助けてくださると言われています。日本を含め、隣国からさまざまなご支援を頂き、深く感謝します」と謝意を表しました。
渡邊理事長は、本会が進める「一食を捧(ささ)げる運動」の意義や内容に触れ、「被災者のために役立ててくださればと思います」と語りました。

(2008.05.23記載)