海外教会・拠点のリーダーを対象とした国際伝道本部の「第1期リーダー教育(第1回)」が7月28日から8月10日まで、本部施設や新潟・十日町市菅沼の生誕地道場などで行われ、米国、インド、スリランカ、バングラデシュ、香港、IBC(国際仏教教会)から11人が参加しました。
同教育は、仏教や本会の教え、活動について理解を深め、人々の苦の解決や平和実現に向けてより一層の布教伝道を目指すものです。
7月28日には普門館会議室で、『ご本尊・ご法号の意義と信仰生活』と題して渡邊恭位理事長による特別講義が実施されました。渡邊理事長は仏教が日本に伝播(でんぱ)した歴史や本会の歩みを紹介するとともに、庭野会長の毎年の書き初めの言葉を挙げ、庭野会長が示した会員への願いを説明。その上で、「全会員へのご本尊およびご法号勧請」の意義に触れ、仏教徒としての自覚の大切さを強調しました。期間中、教団役職者や識者を講師に、本会の信行や平和活動などに関する研修を実施。8月1日には庭野光祥次代会長による特別講義が行われました。
光祥次代会長は、『開祖さまに倣(なら)いて』の執筆時や庭野開祖との触れ合いのエピソードを紹介し、仏性礼拝の大切さを説明。すべては仏性の現れであり、仏性を礼拝するために、自らの智慧(ちえ)を磨くことが大事と述べました。さらに、「法によって人を救うということは、仏さまのものの見方、触れ合い方ができたときに初めて実現します」と述べ、リーダーとして多くの人と触れ合う際の心構えを確認しました。最後に、「世界布教とは、世界中の人が自らの心田を喜んで耕すことができるという価値観を持つことです」と、布教伝道に込められた願いを説明しました。
1日から3日まで都内10教会に分かれての布教実習が行われたあと、4日から7日までは菅沼で「ご墓所参拝」や周辺散策、旧道下りやホタル狩りなどのプログラムが組まれました。
同教育は今後、インターネット教育を実施し、来年7月に「第1期リーダー教育(第2回)」を本部施設で行う予定です。
(2008.08.22記載)
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