今年の「アフリカへ毛布をおくる運動」(主催・同運動推進委員会)で集められた毛布の総枚数と配布国が、このほど同運動推進委員会から発表されました。4月1日から5月31日までの運動期間中、全国から寄せられた毛布は9万4706枚。今後、エチオピアやモザンビークなど7カ国で配布されます。
「アフリカへ毛布をおくる運動」は昭和60年、アフリカで発生した大干ばつの被災者に、官民合同で支援を行った「アフリカへ毛布を送る会」の活動を継承する形でスタートしました。今年で24年目。本会とNGO(非政府機関)で構成される同運動推進委員会は、市民への啓発や広報活動、現地での配布や「アフリカ毛布ボランティア隊」の派遣などさまざまな取り組みを続けています。昨年までに372万4169枚の毛布が寄せられ、アフリカ各国など20カ国以上に届けられました。
立正佼成会は今年も同運動に参画し、『みなひとつの大いなるいのちの中に生かされている。だからこそ、心をつなぎ合い、認め合い、支え合ってゆこう』をテーマに、全国各教会で活発な活動を展開。戸別訪問や街頭でのチラシ配布、自治体の広報誌などを通じて市民に協力を呼びかけました。また、バザーや募金活動などを通じてアフリカへの海外輸送協力金を募る取り組みも実施しました。
同運動推進委員会によると、運動期間中に全国から寄せられた毛布は9万4706枚に上りました。輸送協力金は8月31日まで受け付けていますが、すでに約4290万円が寄せられています。
現在、神奈川県横浜市の大黒国際貨物センターにある日本通運株式会社の倉庫では、全国から集められた毛布の輸送準備が進められています。
また、同運動推進委員会は、今年の配布国をウガンダ、エチオピア、ジブチ、スーダン南部、ソマリア、マラウイ、モザンビークの7カ国に決定。届けられた毛布は、現地の協力団体を通して、自然災害や紛争から逃れた難民、国内避難民、困窮者らに配布されます。
(2008.08.01記載)
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