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2008年08月19日 ヨルダンで「人権・信教の自由に関する青年セミナー」

「人権・信教の自由に関する青年セミナー」が8月19日から25日まで、ヨルダン・アンマン市内のホテルやセミナーハウスなどで行われました。ヨーロッパや中東地域を中心に21カ国から若い世代の宗教者や研究者、NGO(非政府機関)関係者ら40人が参加。本会からは外務部の澤畠康友、高橋章江両スタッフと学林本科生2人が参加しました。

同セミナーは国や民族、宗教の違いを超えて相互理解を図るとともに、人間の尊厳を守るために、人権の研修を通して「信教の自由」がいかに保障されるべきかを学ぶものです。IARF(国際自由宗教連盟)とEU(欧州連合)の欧州・地中海青年プログラム、ヨルダンのNGOであるユース・スピリットセンターの共催によって実施されました。
19、20の両日、交流プログラムが行われたあと、21日から人権に関する学習が実施され、世界人権宣言をもとに、人権の概念や、すべての人々が享有する基本的人権について学びました。
このあと、人権問題に詳しいIARF青年ネットワーク代表のモース・フロース氏を講師に人権規定の国際的な規約や条約、国連諸機関の役割、さらに人権侵害に対する国内での、また国際的な権利回復の方法などの研修が実施されました。具体的なケースを例にしたケーススタディーやグループワークも行われ、参加者は学びを深めました。
なお、セミナー終了後、本会から参加した4人は同26日、ヨルダン王立諸宗教対話研究所を訪問しました。

(2008.09.12記載)