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2008年10月05日 「お会式・一乗まつり」開催

『一乗~おおらかに、夢 堂々。』をテーマに平成20年次「お会式・一乗まつり」が10月5日、本部周辺で開催されました。日蓮聖人の遺徳を偲(しの)ぶとともに、法華経の一乗精神に基づき、「人を救い、世を立て直す」との一念で生涯を貫いた庭野日敬開祖を追慕・讃歎(さんたん)し、報恩感謝の心で菩薩行の実践の誓願を新たにすることが目的です。本会発祥の地・修養道場前から法輪閣までを練り歩く「一乗行進」には教会やブロックのほか2教会以上で構成された「グループ参加」など全44隊、約7000人が参加。沿道には約2万5000人が詰めかけ、行進参加者に声援を送りました。

「一乗行進」に先立ち、大聖堂で午前9時から始まった開会式では、庭野光祥次代会長を導師に祈願供養が行われました。あいさつに立った光祥次代会長は、「開祖さまはにぎやかなこと、楽しいこと、たくさんの方が喜ぶことが大好きでした」と語り、参加者を激励しました。
午後、本会発祥の地・修養道場前で発進式が行われ、「一乗行進」がスタートしました。全44隊の先頭を務めたのは本部班をはじめ東京ブロック23教会の御旗(みはた)。このあと本部班、各教会やブロックなどの万灯やマトイ、鳴り物で構成された隊列が続き、中野本郷通りをにぎやかに練り歩きました。
各隊列の中には、創立70周年を期して掲げられた「CI(コーポレート・アイデンティティー)計画」を活用した山車も目立ちました。「グループ参加」の世田谷、越谷、古河の3教会は山車にシンボルマークを掲示。港教会も山車にシンボルマークとスローガン『生かされ、生きるチカラ。』を記し、布教伝道への意気込みを表しました。葛飾教会は、同じく創立70周年を記念して実施されている「青少年 本部参拝」のテーマである『光が集う。』と同参拝のイメージイラストを山車に掲げ、青少年部員の一層の精進を誓願しました。
このほか多くの教会が横断幕や幟旗(のぼりばた)、万灯の装飾などに趣向を凝らし、世界平和への願いや具体的な実践目標を表現。また隊列の息を合わせ、庭野開祖への報恩感謝、さらなる布教伝道への決意を示しました。
参加者の一人は、「教会として初めて『お会式・一乗まつり』に参加させて頂きました。声援を送ってくださる沿道の皆さんの姿を通し、多くの方々の思いやりと支えのおかげで私があるのだと感じました。『一乗行進』で得た感動と喜びを胸に、一人でも多くの方に教えに触れて頂けるよう、さらなる精進を誓わせて頂きます」と誓願を述べました。また、別の参加者は、「教会長さんから『今年は変化の年』とご指導を頂きました。もっと成長したいと願い、朝夕のご供養に励んでいます。今日は最後まで仲間と心を合わせてリズムを刻めました」と語りました。
法輪閣駐車場およびピロティで行われた「閉会式」では、行進参加者や応援に駆けつけた観衆が心を一つにして「追い込み」を披露。鳴り物の軽快なリズムに合わせ、万灯の花やマトイのバレンが舞いました。
すべての隊列の行進を見守った庭野会長は「お言葉」の中で、「それぞれの教会の特色もあったと思いますし、また、全体としてはとてもまとまっていました。『追い込み』も素晴らしいものでした」と一日の印象を述べるとともに、来賓や行進を支えた各機関に謝意を表明。さらに、「行進を応援していますと、何か皆さんの元気を頂けるように思いました。皆さんもまた、応援に駆けつけてくださった方の声援によって元気に行進されたのだと思います」と語り、互いに支え合う大切さを強調しました。
また、この日、大聖堂東駐車場では「キッズランド」と称した子供向けのアトラクションなどが行われたほか、大聖堂前広場では各教会や本会一食(いちじき)平和基金とつながりのある団体が特産品や雑貨を出展する「一乗物産展」も併せて開催されました。
なお、今年、「お会式・一乗祭(さい)」から「お会式・一乗まつり」に名称が改められました。

(2008.10.10記載)