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2008年10月23日 「平成20年次議員交流会」第3回を開催

「平成20年次議員交流会」の第3回が10月23、24の両日、法輪閣などで行われ、地方議員をはじめ各教会の教会長、渉外部長ら314人が参加しました。 

23日、法輪閣大ホールでの開会式では、教団を代表して渡邊恭位理事長があいさつに立ちました。この中で渡邊理事長は、「全会員へのご本尊およびご法号勧請」や青少年の育成など教団創立70周年で取り組む「7つの柱」を説明。地球上の生きとし生けるものが同じいのちを有するという仏教の世界観に触れ、「四方僧伽(しほうさんが)の一員として、明るい社会づくりを目指していきます」と述べました。
次いで、教団創立70周年を記念して製作されたVTRの上映後、『いのちの尊厳』をテーマにシンポジウムを開催。パネリストとして、佐藤信行・中央大学法科大学院教授、佐地茂人・静岡市議会議員、酒井教雄参務が登壇しました。ディスカッションでは、各パネリストがそれぞれの立場から、後期高齢者医療制度や障害者自立支援法などの判定で変わる社会福祉の現状、地域格差が広がり犯罪、自殺が深刻な社会問題となっていることなどを指摘。立法や行政機関に携わる議員と、布教伝道を通して人々の救済にあたる宗教者それぞれの役割を自覚し、平和な社会に向けて、共に努力していく重要性を語り合いました。
翌24日には、法輪閣大ホールで法相宗大本山薬師寺管主の安田暎胤師が講演しました。この中で故高田好胤管主が提唱した、「日本まほろばの会」を紹介。「まほろば」を「素晴らしいところ、美しいところ、国の中心」という意味と説明した上で、「まほろばの国をつくるには、感謝の心、思いやりの心、人や神仏を敬う心が大切です。また、人間は失敗をしますから、素直にわび、人の過ちを許す心が大事」と語り、信仰心の大切さを強調しました。
閉会式では、参加者代表3人が同交流会での学びを発表し、山野井克典顧問があいさつしました。

(2008.10.31記載)