平成20年次の「青年幹部会」が11月16日、普門館で行われ、全国から青年幹部1622人が参集しました。「幹部会」では、庭野光祥次代会長の講話をはじめ、松本貢一青年本部長による「平成21年次 方針発表」、体験説法が行われました。青年幹部は「幹部会」と前日に行われた「全体会」などを通じて、教団創立70周年を記念して実施された「青少年 本部参拝」(全18回)の意義や功徳を振り返るとともに、青年部スローガン『大志』、昨年よりスタートした『大志プロジェクト』の理念や推進に向けた心構えを確認しました。
「幹部会」では、馬籠孝至青年本部次長を導師、全国の青年幹部代表20人を副導師に読経供養が行われたあと、VTRで今年次の「一食(いちじき)ユニセフ募金」の贈呈式の模様などが紹介されました。
「平成21年次 方針発表」に立った松本青年本部長は冒頭、本部参拝を振り返るとともに、部員の幸せを願い、一年間精進してきた青年幹部に深く謝意を表しました。
来年次の方針として、本部参拝の喜びや功徳を踏まえ、引き続き「入部登録制度」を推進することを示しながら、昨年よりスタートした「日本の常寂光土」「世界の通一仏土(つういちぶつど)」の実現を目指す『大志プロジェクト』に言及。布教伝道が自らの学び、成長につながることを示し、「本部参拝に参加された全部員さんが、まず、一人の人に入部のお誘いができる人になって頂けるよう、仏性礼拝行に徹したいと思います」と述べました。さらに、「志は大きく掲げながら、仏さまからお智慧(ちえ)とお力を頂けるように深く、低く身を下げ、祈りながら、一歩一歩確実に前進してまいりましょう」と青年幹部を激励しました。
このあと参加者の代表が体験説法を行いました。
続いて、光祥次代会長が登壇。本部参拝について、「『開祖さまのように世界を観(み)てみたい』、そして『開祖さまのように、その場で人が救われる法座ができるようになりたい』と願っていた私に『それではやってごらん、勉強してごらん』と頂いたチャンスであり、私自身の信仰心と向き合う時でもありました」と振り返りました。そして、自らを含めた青年幹部を「仏さまの使いの役」と語り、その役割を「相手の仏性を拝む人」と示しながら、人との出会いの中で、相手に対して自分の心にわいてくる執着を取り除き、今をそのまま輝かせるものの見方が大切であることを語りました。
また本年より、「全会員へのご本尊およびご法号勧請」が行われるようになったことに触れながら、庭野日敬開祖のご法号『開祖日敬一乗大師』に言及。「私たちの師である開祖さまは、『みんなが仏になる道を歩んでいる』ということを教えてくださる先生であり、私たちは『みんな仏になる道を歩んでいるのだ』ということを学ぶ生徒です。これが会長先生がご法号に込めてくださった意義だと思います」と述べました。その上で、すべての生きとし生けるものがすでに「一乗」「一仏乗」の道を歩んでいることを語り、「一人ひとりがどんなふうに歩んでいるのか、こちらが見つけ出すこと、見る眼を持てばいいのです」と述べ、人との出会いを重ね、相手の姿から学んでいく重要性を強調しました。
さらに、「お導きは人のためではなく、自分が学ぶため」という庭野開祖の法話を引用しながら、布教の大切さ、布教を通して自らが学ぶ大切さを示し、「一乗の道は学んだ人が、一番幸せになれる道です。『相手を思える豊かさ』という功徳を頂き、幸せの貯金ができるのです」と語りました。
エンディングでは、青年幹部を代表して2人が布教伝道への誓願を発表。幹部会は閉式しました。
なお、幹部会に先立ち、15日は普門館で「全体会」、諸施設で「部別報告会」を実施。今年次を振り返るとともに、来年次に向けた心構えを確認しました。
(2008.11.21記載)
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