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2008年12月05日 庭野平和財団が設立30周年記念祝賀会

「庭野平和財団設立30周年記念祝賀会」が12月5日午後、東京・新宿のハイアットリージェンシー東京で開催され、同財団の理事、評議員、本会関係者ら50人が参加しました。席上、庭野日鑛総裁があいさつに立ち、同財団への支援・協力に謝意を表しました。

同財団は、教団創立40周年の記念事業として1978年12月に設立されました。「宗教的精神を基盤とした平和のための思想・文化・科学・教育等にかかわる活動、研究の発展を促し、人類の文化の高揚と世界平和の実現へ寄与する」ことを目的に、庭野平和賞の贈呈はじめ、活動団体への助成、BNN(仏教NGOネットワーク)への参画など、宗教協力を中心とした世界平和実現への支援やネットワーク構築を進めています。
特に、同財団の中軸である「庭野平和賞」は、世界125カ国、約800人の識者の推薦のもと「庭野平和賞委員会」(各国で宗教協力や平和活動に取り組む11人の宗教者で構成)で厳正な審査を行い、宗教的精神に基づいて宗教協力を推進し、世界平和の実現に顕著な功績を残した個人・団体に贈られます。
近年では「GNH(国民総幸福量)」に関するシンポジウムなどを開催し、宗教的な思想、文化の"社会発信"に力を入れています。11月21日には同財団設立30周年を記念し、『地域社会とGNH--日本におけるGNHの向上に地域社会がどう取り組むか』と題してシンポジウムを開催しました。このほか、2004年からは「一食(いちじき)を捧(ささ)げる運動」の浄財で運営される「南アジアプログラム」がスタート。南アジアのインド、バングラデシュ、スリランカで貧困の削減に努めています。
祝賀会の席上、庭野総裁は「諸先生方、理事、評議員の方々の支えを頂いて今日を迎え、本当に感謝でいっぱいです」と謝意を表しました。また、庭野欽司郎理事長は同財団の30年間を振り返りながら「庭野平和財団の意義をしっかりと認識し、皆さまにお力を頂きながら、これからの財団を目指していきたいと思っております」と述べました。

(2008.12.12記載)