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2008年12月27日 東京佼成ウインドオーケストラがジョイントコンサート

東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)とシエナ・ウインド・オーケストラの共演による「ブラスの祝典年末スペシャル」(主催・朝日新聞社、TOKYO FM、イープラス)が12月27日、東京国際フォーラムで行われました。両楽団の共演は今回が初めてです。金聖響氏が指揮を務めました。 

シエナ・ウインド・オーケストラは1990年、東京を本拠地として結成されたプロの吹奏楽団です。若さあふれるダイナミックな演奏で人気を集めています。
4500人の観衆を前に、はじめに登場したTKWOは、リスト作曲の『バッハの名による幻想曲とフーガ』など3曲を披露。続いてシエナ・ウインド・オーケストラが、映画『スターウォーズ』の楽曲など5曲を演奏しました。
このあと、両楽団総勢130人による合同演奏が行われ、バルセロナオリンピックの開会式のために坂本龍一氏が作曲した『地中海のテーマ』を吹奏楽版として世界で初めて演奏したほか、アルフレッド・リード作曲の『アルメニアン・ダンスパートⅠ』など3曲を披露しました。
鳴りやまない拍手の中、金氏が「佼成とシエナの共演は歴史的なこと。その指揮を振ることができる僕は一番の幸せ者です」とアピールすると、聴衆はさらに大きな拍手で応えました。
なお、演奏の間には、須川展也氏(TKWO)、新井靖志氏(シエナ・ウインド・オーケストラ)の両コンサートマスターと金氏によるトークタイムがもたれ、今回の演奏会に向けた合同練習の様子や、それぞれの楽団の特徴などを語り合いました。

(2009.1.16記載)