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2009年02月07日 青年幹部布教研究会スタート

各教会の青年部スタッフを対象にした「青年幹部布教研究会」(青年本部主管)が、今年から各ブロックなどで実施されます。北九州ブロックでは2月7、8の両日、福岡教会を会場に開催され、同ブロック9教会の青年部スタッフ(青年部長、青年総務、青年男子部長、青年女子部長、学生部長、少年部長、青年婦人部長)合わせて60人が参加しました。 

青年本部は一昨年、30年間にわたる『大志プロジェクト』をスタートさせました。「日本の常寂光土(じょうじゃっこうど)」と「世界の通一仏土(つういちぶつど)」の実現を2大ビジョンとして掲げ、釈尊の本懐、庭野日敬開祖の大志である「一乗」の世界を目指すものです。
その一環として、昨年、「青少年 本部参拝」が実施され、全国から約4万5000人の青少年部員が本部に参集。今年はその参加者が、本部参拝での感動を胸に、全国各地で「一人がひとりを誘う」を合言葉に、積極的に入部登録を呼びかけることが期待されています。
「青年幹部布教研究会」は、こうした取り組みを踏まえ、青年幹部が青少年育成の心構えを確認し、菩薩の自覚に立って布教伝道できる人材を育成することを目的に、各ブロックなどで実施されます。
北九州ブロックの研究会では、冒頭、橋本惠市ブロック長(九州教区長)があいさつ。庭野日鑛会長が今年の『年頭法話』で示した「慈悲」と「智慧(ちえ)」に触れ、特に「智慧」は、繰り返し教えを学び日常生活に生かす「ご法の習学」によって得られると強調しました。その上で、大志プロジェクトに言及し、「大志を抱き、しっかりと足元から実践させて頂きましょう」と述べました。
続いて、堤啓至・青年本部北九州ブロック教務員が『「大志プロジェクト」の理念と根幹施策について』と題して研修。同プロジェクトの2大ビジョンと三つの方針を確認したあと、長期構想の三つの基本理念(「一乗」精神を広める布教伝道、釈尊の悟りを学ぶ教育、地涌(じゆ)の菩薩の自覚に立った菩薩行の実践)を説明しました。
その上で、具体的な12の施策を列挙し、中でも最も重要な根幹施策として「布教」「育成」「組織」の環境整備の取り組みを解説。「布教」面では入部登録制度の推進、「育成」面では「青年教育体系」に基づく教育の実施、「組織」面では青年各部に所属する年代の明確化に力を入れることを強調しました。
このあと、3回の個人・グループワークが行われ、参加者は、教会内の青少年育成環境の現状分析や、青年リーダーの成長過程の確認、今年一年の具体的な活動・実践内容の策定などを行いました。席上、「青年自身が率先して、明るく楽しくありがたく青少年育成に取り組みたい」「行事や日ごろの活動のあとに必ず功徳の確認の場が必要」「会員以外の仲間を誘えるような魅力ある青年部にしたい」などの声が上がりました。
さらに、馬籠孝至青年本部次長を囲んでの大法座も行われました。参加者から、手どり先の相手との縁の結び方、少年部員との触れ合い、青年部活動の活性化、布教ラインのお役者とのかかわりなどについての悩みや相談が出され、その一つひとつに馬籠次長が対応。「相手のありのままを認め、仏性を拝む出会いを重ねる大切さ」などが確認されました。
研究会終了後、参加者の一人は、「青年部活動を進める上で日ごろ抱く悩みや夢を皆さんと共有でき、前向きになれました。教えの尊さをお伝えする大事なお役を頂いていることを自覚し、部員さんの幸せを願い、一人ひとりの善き縁にならせて頂きます」と語りました。

(2009.2.20記載)