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2009年03月20日 立正佼成会一食平和基金運営委が平成20年次運営報告を発表

「立正佼成会一食(いちじき)平和基金」の昨年次(平成20年次)運営報告が、このほど同基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)から発表されました。「貧困の削減」「教育・育成」「難民支援」など九つの分野に拠出された昨年次の支援総額は4億2804万2619円。「ゆめポッケ」など本会独自の平和活動をはじめ、「アフリカへ毛布をおくる運動」など国連やNGO(非政府機関)と協力したさまざまな取り組みに役立てられました。また、国内外で発生した自然災害などの被害に対しても、緊急支援が行われました。  

同基金は、会員の「一食を捧(ささ)げる運動」の実践を通して寄せられた浄財を活用しています。
同運営委員会では、昨年も国内外の諸問題解決に向けたさまざまな平和活動を展開。プロジェクト内容を「貧困の削減」「教育・育成」「難民支援」など九つの分野に大別し、世界各地でさまざまな取り組みを行いました。
「貧困の削減」の分野では、「アフリカへ毛布をおくる運動」で集められた毛布の輸送費などに充てられたのをはじめ、庭野平和財団に委託助成する「南アジアプログラム」など4事業に2億2013万1044円を拠出。「教育・育成」分野では、フィリピン・バターン州の貧困家庭の学生を対象とした「奨学金支援」や「国内NGO育成支援」など五つの活動に5169万5397円が充てられました。
紛争や迫害により故郷を追われた人々を支援する「難民支援」の分野では、本会独自の平和活動である「ゆめポッケ」、特定非営利活動法人ジェンと協働する「人道緊急・復興支援事業」など五つの事業に7752万8150円。「環境」の分野では、JVC(日本国際ボランティアセンター)と合同で取り組む「農業・環境・地域開発事業」など二つの活動に1100万円が拠出されました。
また、「推進」の分野では、同運動の基となる「一乗」精神を社会や世界に伝える広報活動に1227万3905円を充当。国内外で発生した自然災害などに際して援助を行う「緊急」の分野では、昨年5月にミャンマーを襲ったサイクロンや6月に発生した「岩手・宮城内陸地震」の被害などに1500万円が支援されました。

(2009.3.20記載)