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2009年03月20日 新宗連同和推進連絡協議会がテーマ研修会

『野宿者問題を考える』をテーマに、新宗連(新日本宗教団体連合会)同和推進連絡協議会によるテーマ研修会が3月10日、大阪普門館で開催されました。加盟教団から112人が参加しました。  

当日は、『小さくされた者の側に立つ神』と題して、カトリック司祭で「釜ヶ崎反失業連絡会」共同代表の本田哲郎師が講演。「釜ヶ崎」と呼ばれた大阪市西成区萩之茶屋にある福祉施設「ふるさとの家」で20年間野宿者の支援を続けてきた経験を踏まえ、昨今の不況で野宿者の人数が増え、年齢層も広がっている実態と、福祉が対応できていない現状を報告しました。
また、一般市民が野宿者に缶や吸い殻を投げつけ、時には暴力を振るうといったいじめについても言及。野宿者の人権を侵害するだけでなく、いじめる側や傍観者の尊厳にもかかわるものだと指摘しました。
さらに社会的弱者と接する上での心構えに触れ、相手の尊厳を認め、相手から学ぼうとする姿勢が大事と強調しました。

(2009.3.20記載)