新潟・十日町市菅沼の生誕地道場(庭野皓司道場長)で5月2、3の両日、高岡教会の高齢会員、少年部員ら52人が参加し、「いきいき練成」(主管・教務局社会貢献グループ)が行われました。高齢者と小学生という世代を超えた会員間の交流を通し、高齢会員が生涯現役の布教者であるとの自覚に立つことを目的に実施されました。また、庭野日敬開祖が宗教的情操心を育んだ菅沼の神仏と大自然の豊かさにふれながら、庭野開祖の幼少期に学び、世代を超えた体験をすることなどもねらいとして掲げられました。練成では70歳以上の高齢会員と少年部員(小学4~6年生)がペアや班を編成しながら、法座や菅沼めぐり、山菜採りなどに取り組みました。
高齢会員と少年部員が参加する「いきいき練成」の実施について、教務局社会貢献グループの保科和市次長は「高齢会員には、開祖さまの祖父・重太郎さんのように、人さまの役に立つ人間になるのだと子供たちにしっかりと伝えて頂きたい。また、少年部員には開祖さまの素直さを学ぶとともに、高齢者をはじめ周りの人をいたわることができるようになってほしいと考えています。こうした願いから、開祖さまの原点である菅沼での開催を企画しました」と話しています。
開会式であいさつに立った庭野皓司道場長は庭野日敬開祖の幼少期を紹介。その上で、「開祖さまはこの菅沼で、自然からいろいろと助けてもらいながら大人になりました。皆さんにも山菜採りなどを通して自然界がいかに私たち一人ひとりに力を与えてくれるかということを体験してもらいたいと思います」と述べました。
このあと、参加者たちは生誕地道場スタッフ引率のもと、菅沼の野山で山菜採りを体験しました。互いに協力しながらコゴミ、ゼンマイ、ワラビなどを収穫。夕食時には食卓に並びました。
夜は、庭野開祖の生涯を紹介したビデオ『異体同心』を観賞し、班ごとに一日を振り返ったあと、高齢会員と少年部員がペアになり、法座に取り組みました。高齢会員は幼少期の頃の話を、少年部員は将来の夢や希望をそれぞれ語り、互いの理解を深めました。
翌日、参加者たちはご生家でご供養を行ったほか、庭野道場長や庭野開祖の長女・知子さんの講話に耳を傾け、庭野開祖、庭野会長の菅沼での生活について学びました。また、ペアになって菅沼めぐりに臨みました。
参加者それぞれがペアを組んだ相手にあてた、写真つきのメッセージカードを作成。閉会式にあたる「新生式」では、感想発表のほか、「二日間ありがとう」と言葉を掛け合いながらメッセージカードを交換しました。最後に原章雄高岡教会長、保科次長が謝辞を述べました。
参加したSさん(70)は「普段はなかなか交流できない少年部の皆さんと触れ合うことができ、貴重な体験になりました。また、皆さんと一緒に山菜採りなどを行うことを通して、開祖さまや会長先生が幼少期を過ごされたおおらかなで豊かな菅沼の自然に触れることができ、大変良い思い出になりました。これから教会でも子供と積極的に触れ合っていこうと思います」と話しました。また、Iさん(10)は「山菜を採りに行ったり、将来についていろいろ話し合ったりして楽しかった」と感想を述べました。
(2009.5.8記載)
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