WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の「第105回理事会・第101回評議員会」が6月25日、東京・代々木の明治神宮文化館で開催され、理事、評議員合わせて50人(委任状提出者含む)が参加しました。立正佼成会からWCRP日本委理事長の庭野日鑛会長はじめ、同評議員の川端健之総務局長、国富敬二総務局副局長、松本貢一青年本部長、菊池宏枝総務局副局長が出席しました。
冒頭、庭野理事長が、6月にイタリア・ローマで開催された「第4回G8諸宗教指導者会議~イタリアG8サミットに向けて」に参加した報告を兼ねてあいさつしました。
このあと、平成20年度の事業報告、収支決算、役員人事について審議され、承認されました。
また、来年のWCRP創設40周年に向けた日本委員会の記念事業について審議。『世界を"まほろば"に~シルクロード終着の地、日本から発信する~』を総合テーマとして、「和・大いなる調和」の精神をもとに宗教間対話や平和への取り組みを継続・発展させるとする企画コンセプトが了承されました。
具体的事業としては、混迷を深めるアフガニスタン情勢をめぐり、関係各国から宗教者や外交担当者らを日本に招き対話の場を提供する「アフガニスタン和解プログラム」(2009年10月から11月ごろ、東京)、平城遷都1300年記念事業協会と連携し、東アジア青年宗教者4カ国会談、国内宗教青年サミット、公開講演会、チャリティーコンサート、シンポジウムなどを行う「まほろばプログラム」(2010年9月、奈良)、「祝賀プログラム」(2011年1月、東京)などが大枠で承認されました。
このほか、日本国内で各国の難民申請者数が急増している状況を踏まえ、緊急措置として最低限の生活を支援するため、国内5団体が呼びかける緊急キャンペーンに応じる形で平和開発基金から200万円を拠出することが決定されました。
理事会・評議員会に先立ち、参加者は明治神宮御社殿を正式参拝し、中島精太郎宮司と面会しました。
(2009.7.3記載)
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