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2009年07月12日 IYC「第4回会議」開催

IYC(WCRP国際青年委員会)は7月12、13の両日、カトマンズ郊外のホテルで「第4回会議」を開催、前日に閉会した「青年宗教者による共有される安全保障のための国際軍縮サミット」の『カトマンズ宣言』に盛り込まれた「グローバル・キャンペーン」のビジョンや具体的な取り組みなどについて議論を行いました。IYC委員、WCRP国際委員会から杉野恭一事務次長、同事務総長青年担当特別アドバイザーの松本貢一立正佼成会青年本部長ら19人が参加しました。 

会議では活発に意見が交換され、その結果、「ビジョン=武器のない世界と共有される未来のための青年宗教者の連帯」「目的=共有される安全保障と開発に向けた軍縮への青年宗教者の共通行動」を掲げ、「核兵器の廃絶」「軍事費削減と開発の促進」「通常兵器の廃絶」の3点を柱に据えてキャンペーンを実施することが決定されました。今年11月、コスタリカで開催する「グローバル・キャンペーンのための青年宗教指導者サミット(仮)」を期してスタート。約1年にわたって展開します。
具体的な行動内容は、全世界の青年宗教者はじめ一般市民に対して核廃絶や軍縮について教育、啓発などを行い、署名活動を展開します。同時に、為政者に対してのアドボカシー(政策提言)として、「核兵器の廃絶」に関しては、先ごろ米国のオバマ大統領によって提唱され、来年3月、同・ワシントンで開催が決まった「地球核兵器サミット」、また同5月、国連で行われる「NPT再検討会議」に合わせ、アピール行動を行います。「軍事費削減と開発の促進」と「通常兵器の廃絶」については、具体的な数値目標として「軍事費の10%削減」を掲げ、削減分に当たる金額を国連ミレニアム開発目標(MDGs)の遂行に充てることを求め、同9月の国連総会で、集まった署名とともに主意文などを提出する意向です。

(2009.7.24記載)