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2009年08月28日 WCRP日本委青年部会「サマーキャンプ2009」

『Dream Chain 石鎚山がつなぐ新たな出会い』をテーマに、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会による「サマーキャンプ2009」が8月28日から30日まで、愛媛県西条市の石鎚山真言宗総本山極楽寺と周辺の施設で行われました。同日本委加盟の11教団から47人が参加しました。  

同キャンプは、加盟教団の青年が相互理解と信頼を深め、宗教協力による世界平和のあり方を探ることが目的です。
28日、同寺の講堂で行われた開講式では、小林隆真実行委員長(27)=天台宗総本山比叡山延暦寺一山千手院法嗣=があいさつに立ち、キャンプへの期待を表明しました。
次いで一行は石鎚山の登山口にある石鎚神社成就社を参拝。夜には参加教団の代表者が、各教団の歴史や信仰、修行の内容などを説明し、相互理解を図りました。
翌29日には修験道の霊山として知られる石鎚山への参拝登山が行われました。鎖を頼りに切り立った崖(がけ)を登り、山頂の石鎚神社頂上社を参拝しました。
30日は、極楽寺を正式参拝し、蔵王殿で護摩供養を体験。このあと、同寺の神野顕彰法主が講話に立ち、石鎚山の「鎖場」に触れ、命懸けの厳しい局面に身を置くことで引き出される力は神仏への祈りに通じると解説しました。また、日々の暮らしの中で自己を見つめ、感謝の思いで一歩ずつ歩むことが大切と強調。「自信を持って一つ一つ積み上げることが、神仏の喜ぶところ」と述べ参加者を激励しました。
このあと同寺本堂で行われた閉講式では、畠山友利同日本委事務次長、松本貢一同日本委青年部会幹事長があいさつしました。
立正佼成会から参加した青年の一人は「参拝登山では、みんなで支え合い山頂を目指しました。この体験を基に他宗教の方と協力し、平和な世界を築いていきたいと思います」と話しました。

(2009.9.4記載)