紛争や対立で傷ついた世界の子供たちを勇気づけようと、立正佼成会の小・中学生がおもちゃや文房具を詰めた手作りのポッケをおくる「ゆめポッケ」(主管・青年本部、教務局社会貢献グループ)のキャンペーン期間が8月31日、終了しました。全国各教会では、6月1日からの期間中、中身の収集や手作りカードの作製などが行われました。また、キャンペーン終了間近の8月下旬には、多くの教会でポッケの箱詰め作業や発送式が実施されました。
長野教会は8月23日、教会道場で「ゆめポッケ発送セレモニー」を開催、43人が参加しました。セレモニーでは読経供養に続き、少年部員ら3人がポッケ作りを通した学びを発表。このあと、ポッケの中身の確認や梱包(こんぽう)作業などが行われました。参加者の一人は、「ポッケを作ることで、外国には食事をできずに苦しむお友達がたくさんいることを学びました。これからは好き嫌いをせずご飯を残さず食べます」と感想を語りました。
家族が協力してポッケ作りを行ったのは京都教会です。各家庭で配布地域の現状を学び、平和の大切さやいのちの尊さについて語り合うことに力を注ぎました。参加者からは「家族全員で取り組むことができて良かった」「家族それぞれがメッセージカードを1枚ずつ書くことができた」など喜びの声が寄せられました。
このほか、キャンペーン期間中には多くの教会で趣向を凝らした学習会や発送式などが開催されました。
全国の教会から寄せられたポッケは、今後、配布国となるアゼルバイジャン、アフガニスタン、パレスチナ自治区、フィリピン、レバノンに輸送され、NGO(非政府機関)や国連機関を通して現地の子供たちに届けられます。また来春には、本会会員による「ゆめポッケ親子ボランティア隊」が派遣され、子供たちに直接ポッケを手渡す予定です。
(2009.9.4記載)
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