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2009年09月23日 庭野会長、中央イタリア神学大学の教授、研究者らと懇談

中央イタリア神学大学の教授、研究者ら10人が9月23日、フォコラーレ運動(カトリック在家運動体)のメンバーで神学博士のシント・ブスケット神父と共に立正佼成会を訪れ、大聖堂特別応接室で庭野会長と懇談しました。佳重夫人、篠崎友伸学林学長らが同席しました。 

一行は、仏教をはじめ諸宗教者との交流を通して日本の宗教について理解を深めることを目的に来日しました。本会への訪問は、ブスケット神父の仲介によるものです。
懇談では、一行を代表して同大学学長のアンドレア・べランディ神父があいさつを述べ、「立正佼成会の生活の中に生かす仏教、在家の方々が日々実践していく仏教に関心を持っています」と訪問の意図を説明しました。また、17日、広島を訪れた際に本会会員の語り部による被爆体験の発表、広島平和記念資料館の見学を通して原爆の悲惨さと脅威を知らされたと伝えました。
これに対し庭野会長は、本会の諸宗教との交流に触れながら一行の訪問に歓迎の意を表しました。また、「キリスト教と仏教との共通点は何か」という質問に対し、キリスト教で説かれている「愛」が仏教では「慈悲心」にあたると説明。その上で、それぞれの信仰に基づいて一人ひとりが「どういう温かい愛の人、慈悲の人になるかが大事なことではないかと思います」と語りました。
なお、一行は当日、懇談に先立ち本会の沿革を紹介したVTRを観賞し、大聖堂や法輪閣、一乗宝塔などを見学。懇談後には大聖ホールで篠崎学長、川端健之総務局長らと人材育成などについて意見を交わしました。

(2009.10.02記載)