「開祖さま入寂会(にゅうじゃくえ)」式典が4日、大聖堂はじめ全国各教会で行われました。庭野日敬開祖の入寂から10年の祥月命日を迎えたこの日、大聖堂には全国93教会から会員約3500人が参集。庭野開祖の遺徳を偲(しの)び、「追慕」「讃歎(さんたん)」「報恩感謝」の思いを深め、さらなる精進を決定(けつじょう)しました。大聖堂での式典の模様は、全国の教会に衛星中継されました。
式典に先立ち、庭野開祖の「お舎利」が奉安される「一乗宝塔」では「開扉(かいひ)の儀」が行われました。多くの会員が合掌姿で見守る中、庭野日鑛会長の手によって一乗宝塔の扉が開かれました。庭野会長、佳重夫人、庭野光祥次代会長、庭野統弘学林学監心得、渡邊恭位理事長が献花台に花を手向けました。
大聖堂の式典では、「献供(けんく)の儀」が行われ、佼成箏曲部とフルート奏者による『越後の子守唄』の調べに合わせ、袴(はかま)姿の全国の青年女子部員16人がそれぞれの地域の名産品などを奉納。このあと「開祖さまとの対話」の時間が設けられました。
続いて、光祥次代会長を導師に読経供養が行われ、庭野会長名の「報恩讃歎文」が奏上されました。次いで、山崎喜代元世田谷教会長が『開祖さまを偲んで』と題し、本会草創期に庭野開祖のもとで修行した両親、嫁ぎ先の義母の信仰生活などを振り返りながら、庭野開祖のエピソードを紹介。相手の心を包み込むような言葉かけや、会員との温かく優しい触れ合いを語り、「開祖さまの深い一言ひとことは幸せへのレールであり、間違いのない人生を歩めるよう、努力する大切さをご指導くださいました」と話しました。その上で、「人格完成への道を、いつでも、どこでも、誰にでもお示しくださる開祖さまのお姿を、これからもお手本にして、感謝の心を忘れず精進させて頂きます」と誓願しました。
このあと、庭野会長が登壇。香を献じたあと、法話を述べました。
(2009.10.09記載)
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