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2009年11月15日 笑顔につつまれ 開祖さま生誕会

庭野日敬開祖の生誕を祝い、菩薩行実践の決意を新たにする「開祖さま生誕会」が11月15日、大聖堂はじめ全国各教会で行われました。大聖堂での式典には、92教会から会員約3600人が参集しました。法話に立った庭野日鑛会長は、全会員へのご本尊勧請の意味について、「この法を生かし続けること、法によって生きがいを得ること」と確認。さらに、庭野開祖の生き方を振り返りながら、「太陽のような、いつも笑顔でいられる人間になりたいもの」と述べ、人格完成に向けた主題を示しました。式典の模様は、全国各教会に衛星中継されました。


式典では、東京佼成ウインドオーケストラ、佼成合唱団による調べ『みこころに生きる』に合わせて奉献の儀が行われ、青年女子部員16人が花と灯明を献じました。続いて読経供養が行われ、導師を務めた庭野光祥次代会長が、庭野会長の「啓白文」を奏上しました。
次いで、渡邊恭位理事長があいさつに立ち、この日が庭野開祖の生誕日(明治39年)であるとともに、本会に久遠本仏が勧請された日(昭和20年)、庭野会長が法燈を継承した日(平成3年)でもあることに触れながら、法縁に深い感謝を表しました。
引き続き、会員代表が体験説法。このあと、讃歎歌(さんたんか)『誓いを胸に』の演奏・合唱に続き、庭野会長が登壇。法話の中で、釈尊が成道した時の言葉を例示しながら、「私たち人間には、釈尊と同じような智慧(ちえ)と慈悲、心の宝が具(そな)わっているわけですから、それに気づいて発揮すれば、人さまに喜んで頂ける一人ひとりになるのです」と述べました。
さらに、「人生における気づきを得させてくれ、幸せに気づかせて頂ける。そのような人こそ本質的な友であり、そうした友を得ることは仏道修行のすべてと感じています」と話し、サンガの大切さを強調しました。
法話では特に、全会員へのご本尊勧請の意味について言及。「仏さまが説かれたご法をしっかりと受け、会得(えとく)し、生きがいとする。また多くの方々もそれが生きがいとなるように働きかける、そのことが本当の目的なのです。ご本尊勧請は、いわば形を整えることであり、一番大事なことは心を整えることです」と明示しました。
また、庭野開祖の生涯に触れながら、「開祖さまもそうであったように、どんな現象に対しても、愚痴を言わない、泣き言を言わない、落ち込まない。そして相手を攻撃しない、非難しない、中傷しない。いろいろなことを笑顔で受けて、生きていくことが、私たちの今生のテーマ」と述べ、常精進を促しました。
なお、式典後、法輪閣で祝賀会が開かれ、退任教団役職者ら約300人が集いました。

(2009.11.20記載)