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2010年02月20日 人々を救済できる人材育成めざし「社会福祉研究会」

教務局社会貢献グループによる「社会福祉研究会」が2月20、21の両日、普門館地下ホール、同地下会議室で行われました。

同研究会は、新任社会福祉専門担当者教育を修了し、現在、教会で社会福祉専門担当を務める会員を対象とするもの。「物心一如(いちにょ)」「自他一体」の精神のもと、佼成福祉の理念に基づき、適切な社会資源を活用し、人々を救済できる人材の育成を目的とします。年に5回の講座が開かれ、今年は23人が受講します。
20日、『佼成福祉の基本理念と超高齢社会の取り組み』と題して、保科和市同グループ次長の講義が行われました。保科次長は立正佼成会が目指す福祉活動の基本理念を説明し、「私たちの社会福祉活動に触れた人の仏性を起こさしめるような活動でありたい」と語りました。
次に、東京教育専門学校の下岸幸子講師による講義では、福祉相談の手順を復習し、その最終目標を確認。下岸講師は「クライアント(相談者)自身が問題を解決しようと努力できるように支援するのがワーカー(援助者)の役割」と、福祉相談に臨む基本姿勢を強調しました。
21日には、研修「社会資源の把握について」が行われ、参加者は、相談者の問題を解決するために必要な施設・機関、法律、専門家など社会資源の把握方法を学びました。
このあと、下岸講師とさいたま市社会福祉事業団の船戸均講師を迎え、「事例研究」が行われました。参加者は2グループに分かれ、一人暮らしの高齢者や障がい者の生活支援など各教会での福祉相談を題材に、より良い支援のあり方を研さんしました。

(2010.2.26記載)