真生会・田中偉仁開祖会長の遺徳を偲(しの)ぶ「笑顔忌(しょうがんき)」三回忌法要が2月27日、岐阜市の総本山真生寺で営まれ、来賓として庭野日鑛会長が佳重夫人とともに参列した。立正佼成会から、小谷田昌亮中部北陸教区長、糟谷隆士三岐ブロック長、渡邊啓至総務局事業担当、赤川惠一総務局外務グループ次長はじめ同教団とゆかりの深い教会長、岐阜教会会員らが出席しました。
田中偉仁師は昭和54年に大乗教より独立し、在家仏教教団である宗教法人真生会を創立。法華三部経を所依の経典に、仏性礼拝行、法座修行、菩薩行の実践による「生きた法華経」の布教展開に努めました。58年には新宗連(新日本宗教団体連合会)に加盟し、宗教対話・協力活動に尽力。新宗連常任理事、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会評議員など要職を歴任しました。また、公私にわたり庭野日敬開祖と親交が厚く、平成3年に庭野開祖の選名により『法光』の法号を『偉仁』と改めました。新宗連中部総支部などの活動を通じて、本会会員とも交流を深めました。一昨年2月27日、82歳で入寂されました。
法要では、田中庸仁会長導師による供養読経が行われ、参列者が焼香。回向文奏上のあと、田中会長があいさつを述べました。この中で、入寂まで法を説き続けた偉仁師の「一寸先は光」との常に明るく建設的で前向きな姿勢を紹介。「『真生楽園』を宗教の壁を超えて集う聖地に、との開祖の願いがかなっている」と述べ、参列者に謝意を表しました。
このあと、同市内のホテルで「開祖さまを偲ぶ会」が行われました。席上、庭野会長があいさつに立ち、明朗快活な人柄を偲びながら、偉仁師との思い出を披露。16年9月、体調の思わしくない中で本会中津川教会土岐道場の入仏・落慶式に出席した偉仁師の姿に触れ、「本当に有り難いお姿を拝見させて頂いたと思っております。最大の思い出の一つです」と語りました。
(2010.3.5記載)
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