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2010年03月04日 チリ大地震の被災者救援へ一食平和基金から緊急支援

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)は3月4日、チリ中部を震源地として2月27日に発生した地震(マグニチュード8・8)の被害に対し、300万円の緊急支援を決定しました。浄財は、被災地で救援活動を計画している特定非営利活動法人「AMDA」に寄託されます。

チリ政府は3日、地震による死者は約800人、被災者は200万人に上り、150万軒を超える家屋が全半壊したと発表しました。特に被害の大きかった同国中南部では、建物の倒壊による道路の封鎖や電力の不通などにより救助活動が難航。いまだに多くの市民が、がれきの下敷きとなっています。加えて、ライフラインが断絶し、水や食糧の不足も深刻化しています。
こうした状況を踏まえ、「AMDA」は現在、隣国などに駐在するスタッフを現地に派遣し、被災状況や医療ニーズの調査を行っています。同基金からの浄財はその費用に充てられるほか、被災者への医療支援などに役立てられます。

(2010.3.12記載)