2010年05月01日
「佼成福祉講座」開催 担当者の役割を確認
「佼成福祉講座」(教務局社会貢献グループ主管)が5月1、2の両日、普門館地下ホールで開催され、全国から44人が参加しました。同講座は、社会福祉専門担当者と共に、各教会で佼成福祉を推進する人材の育成が目的。
1日、保科和市同グループ次長が「佼成福祉概論」の研修を行い、年間の自殺者が11年連続で3万人を超える現状に触れながら、福祉担当者の役割を説明しました。
翌2日には、早稲田速記医療福祉専門学校の滝野沢シゲ子講師が『精神的問題を抱えた人と共に生きる社会』をテーマに講演。うつ病や統合失調症、人格障がいの症状や患者との接し方を解説し、「精神的な病気を抱えた方々は、私たちにコミュニケーション方法を見直すきっかけを与えてくれます。大きな声で怒鳴ったり、否定的な言葉を言わずに、相手を認め、安心してもらえるように触れ合うことが大切」と述べました。
続いて、社会福祉法人・章佑会「やすらぎミラージュ」の大武希巳枝施設長が『認知症介護の実態について』と題して講演しました。認知症は病気であると確認した上で、早期発見、早期治療の重要性を強調。その初期症状や予防法に触れ、「もの忘れはしても感情はあります。毎日誰だか分からない人に声をかけられたらどれほど不安だろうと、相手の立場に立って触れ合って頂きたい」と語りました。
なお、同講座は全2回実施され、次回は10月30、31日に開催されます。
(2010.5.7記載)
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