平成22年次「壮年本部参拝」の第1回が5月22、23の両日、大聖堂、第二団参会館で実施され、67教会から1377人が参加しました。
23日、大聖堂で行われた式典では、松本貢一教務局副局長導師による読経供養に続き、『御本尊の願い』と題するナレーションが流されました。
次いで、体験説法。上司との不和が原因で退職したのをきっかけに教えに触れ、その後、交通事故を通して人の意見を聞けない自分を見つめ、法に沿って素直に実践する大切さ、サンガに支えられている有り難さに気づいた体験を語りました。
また、相手に幸せになってもらいたいという願いで今、部員たちと触れ合い、共に修行できるようになった喜びを語り、人に喜ばれる人間になるよう一層の精進を誓いました。
講話に立った庭野欽司郎顧問は、世の中は「もちつもたれつ」の縁起観によって成り立っていると解説。自己中心の生き方は真理に合わず、幸せになれないと指摘した上で、「自分は周りのおかげさまで存在している。だから、少しでも『もちつ』の役割をさせて頂こう。そうした心になって実行すると、求めなくてもおのずから無量の宝、功徳が得られるのです」と述べました。
さらに、壮年部員として「壮年開祖に学ぶ」大切さに言及。立正佼成会創立後、ひたすら法華経を学び、人の幸せのために布教に歩いた庭野日敬開祖の生き方を示しながら、「壮年の皆さんにはぜひ法の研鑽(けんさん)に励み、教えを伝え、それぞれの職場や生活で教えを生かして頂きたい。それが開祖さまの願いです」と激励しました。
このあと、大聖堂法座席で交流法座が行われました。
なお、22日には第二団参会館で前泊プログラムとして参議院議員の風間直樹氏による「時事問題講演会」などが開かれました。
壮年本部参拝は今年次計3回(5月、7月、9月)行われ、延べ4千人が本部を訪れます。
(2010.6.4記載)
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