2010年05月19日
渡邊理事長、鳩山首相に政治倫理確立へ要望書手渡す
渡邊恭位理事長は5月19日、東京・千代田区の首相官邸を訪れ、鳩山由紀夫首相に『「政治倫理の確立」に向けて』と題した要望書を手渡しました。川端健之総務局長、中山惠市総務局外務グループ次長が同行、立正佼成会推薦の参議院議員、白眞勲、藤末健三両氏が同席しました。
要望書では、法華経精神をもとに平和・社会活動を展開する立正佼成会の立場を表明。本会の政治に対する基本姿勢「五項目」(生命(いのち)の尊厳を守る、平和主義の推進、思想・良心・信教の自由を守る、政教分離の原則を守る、政治倫理の確立)を示し、平和実現にはよりよい政治が不可欠との確信から、会員の政治意識の高揚に取り組んでいる経緯を伝えました。
その上で、昨今の「政治とカネ」の問題に対し、会員から憂慮の声が寄せられていること、それにより政権交代で灯(とも)された「政治への期待」、透明性・公平性・信頼性の灯火が、一転して「政治不信」の炎に変じる危惧(きぐ)に言及。国民の声を真摯(しんし)に受け止めるとともに、「政治倫理の確立」に対する現状と今後の指針について国民に示すよう求めました。
当日は、教団を代表して渡邊理事長が首相官邸を訪れ、鳩山首相に要望書を手渡しました。鳩山首相は「立正佼成会の会員さんが常に政治倫理に強い関心を持たれていることは、従前より承知しています。この問題は国民の皆さんにしっかりと説明申し上げなければならないことだと思っております。真摯に受け止めさせて頂きます」と語り、誠意をもって対応する意向を示しました。
(2010.6.4記載)
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