「ARMS DOWN! キャンペーン奈良県推進委員会」による「『共にすべてのいのちを守るために』フリートーク昼食会」が7月9日、奈良市内のホテルで行われ、同委員会の安田暎胤名誉会長(薬師寺長老)、北河原公敬会長(東大寺別当)、仲川げん奈良市長はじめ、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会のメンバー、奈良市議会議員、市民グループ代表、マスコミ関係者、立正佼成会奈良教会会員ら23人が参加しました。
「ARMS DOWN! 共にすべてのいのちを守るためのキャンペーン」に対し各界から意見を聞き、活動の一層の推進につなげるためのもの。
席上、安田師のあいさつに続き、篠原祥哲同青年部会事務局長がキャンペーンの目的や概要、現状などを説明。深田良一同幹事長(円応教円応青年会会長)、八坂憧憲同キャンペーン実行委員長(中山身語正宗青年本部長)が取り組みへの願いと決意を語りました。
北河原師は、すべてのものはつながり合って生かされていると説く『華厳経』の教えは同キャンペーンの趣旨にも通じると説明。自身も講演会などで運動の意義を伝え署名への協力を呼びかけていることを伝え、「9月25日には東大寺で終了イベントが行われる。それまでに国内の署名目標数である1千万人をぜひ実現したい」と語りました。
仲川市長は、奈良市が25年前に非核平和都市宣言を行い、非核三原則、恒久平和への取り組みを続けてきた経緯を説明。自ら同キャンペーンの街頭署名に立った体験に触れ、「市民の皆さんが世界の現状に関心を持ってもらえるよう、行政の立場から応援させて頂きたい」と述べました。
奈良NPOセンターの村上良雄副理事長は、「市民活動の根底には平和を願う心がある」と語り、市民の立場から同キャンペーンに賛同し、協力していく意向を示しました。
マスコミ関係者からは、同キャンペーンが平和を実現するという理想だけでなく具体的な目標を掲げている点、取り組みが多くの方面に広がりを見せている点を評価する意見が出されました。また、赤い羽根やブルーリボンのように、活動に携わる人たちが一つになれるようなシンボルをつくるといいのではないかといった提案も出されました。
(2010.7.16記載)
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