庭野日敬開祖の生誕地・新潟県十日町市菅沼で7月21日、少年部員(小学4~6年生)を対象とした「菅沼子ども村」(主管・青年本部、協力・十日町市、庭野日敬師に学ぶ会)の開村式が行われました。第1組には水戸、立川、安城、春日井の4教会から少年部員ら106人が参加。2泊3日の野外生活を通して庭野開祖、庭野日鑛会長の少年時代を追体験しました。今年は8月21日までの期間中、国内外から10組、約1200人の少年部員が菅沼を訪れます。
「菅沼子ども村」は庭野開祖、庭野会長の少年時代の追体験を通し、生かされ生きる力を養い、あらゆる場で自ら喜んで菩薩行ができる少年少女になることが目的に掲げられています。
21日午後、庭野開祖のご生家前で行われた開村式では、庭野皓司子ども村村長(生誕地道場長)が参加者を歓迎し、「三つの実践」(あいさつ、返事、履物をそろえる)を推奨する庭野会長のメッセージを代読しました。このあと、十日町市教育委員会の蔵品泰治教育長のあいさつに続き、ご生家のご宝前の火を使用した「菅沼の火」の点火式が行われました。
参加者は2泊3日の行程中、「菅沼めぐり」でご墓所や子安観音を参拝したほか、野菜の収穫にも取り組みました。染め物体験や川遊び、今冬の積雪を保存してつくられた雪山も準備され、思い思いに楽しみました。
また、2日目夜には、菅沼伝統の祭事を再現した「菅沼子ども祭」が諏訪神社の境内で催され、参加者は『十日町小唄』に合わせて盆踊りの輪を囲み、輪投げなど昔ながらの遊びにも親しみました。
最終日の退村式では、各教会の代表者が「私のちかい」を発表。「靴をそろえ、出したものをしまうようにします」などと語りました。このあと参加者は、庭野開祖が少年時代にボイ(薪(まき)束)を担いで山道を下ったのに倣(なら)い、「菅沼求道くだり」に出発。各自の荷物を背負い、3・6キロの道のりを約2時間かけて踏破しました。参加者の一人は、「1回でも疲れるのに、家計を助けるためにボイを背負ってこの道を何度も行き来していた開祖さまは、すごいと思いました。菅沼に来て、開祖さまに会えたような気がしました」と感想を話しました。
(2010.7.30記載)
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