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2010年07月31日 心を耕す教育者をめざし「夏季教育者セミナー」

『心を耕す教育者をめざして』をテーマに「夏季教育者セミナー」(教育者教育研究所主催)が7月31日、8月1日の両日、横浜普門館で行われました。現職の教師と、教師を目指す学生ら204人が参加しました。

31日、北村泰章所長のあいさつに続き、上越教育大学学校教育研究科の西川純教授が、『心をつなげる学び合い』と題して講演。子供たちが互いの心を通わせていくには、子供同士で触れ合う時間を多くつくることが重要と指摘しました。自らが提唱する「学び合い」に触れ、教師から与えられた課題を子供たちが互いに教え合う授業を映像で紹介しました。「子供にとって人に教えることは大きな経験になり、教えてもらった子供は誰かがサポートしてくれるという信頼感を持てます。このことが心と心を結び付けます」と語りました。このあと、教師、保育士4人に西川氏を加え、パネルディスカッションが行われました。
翌1日には、参加者の実践発表に続き、川端健之総務局長が『「ピンチがチャンス」~どんな条件の下でも可能な最善を尽くせるひとに~』をテーマに講話。困難や問題に直面したときこそ、心を見つめ直し、成長を図る大切さを強調しました。

(2010.8.6記載)