2010年09月07日
佼成学園で創立記念式典 庭野会長「日々新たな心で」
佼成学園の「平成22年度創立記念式典」(同学園法人本部主催)が9月7日、普門館で開催されました。佼成学園中学・高等学校、佼成学園女子中学・高等学校の生徒、来賓、教職員、保護者ら合わせて約2千人が参加しました。
当日は両校代表の生徒100人による献花が行われ、創立者の庭野日敬名誉学園長の遺徳を追想する映像が上映されました。
続いて、庭野日鑛学園長が登壇し、同学園の校訓「行学の二道を励み候べし。行学絶えなば仏法はあるべからず」に込められた願いに言及。学業だけでなく、人格を高めるために日々努力する大切さを強調しました。また「初心忘るべからず」の言葉を示し、「建学の精神を大事にし、日々新たな気持ちで、よりよい学園づくりに取り組んでいきましょう」と生徒らを激励しました。
このあと、『こころの授業』と題して、上田情報ビジネス専門学校の比田井和孝副校長による記念講演が行われました。比田井氏は、他人と比較しては、自分の短所や欠点ばかりに目が行き、劣等感に苦しんでいる人が多いと指摘。そうした思考パターンから抜け出すには、人のために何ができるかというポイントが重要であり、あいさつや掃除などの身近な実践が人間的な成長につながると力説しました。
また、すべてのことに感謝できる心を育む大切さを説き、「皆さんが毎日学校に通えるのも当たり前ではなく、特にいつも心配してくれている両親に感謝をすることが大切」と述べました。
(2010.9.17記載)
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