「ARMS DOWN! 共にすべてのいのちを守るためのキャンペーン」(主催・WCRPグローバル・ユースネットワーク)の国内の終了まで1週間を切った9月19日夜、大聖堂で「ARMS DOWN! 平和祈願供養」が行われ、首都圏、東京の両教区を中心に青年部員ら1037人が参集しました。坐床(ざしょう)には、記入済みの署名用紙の詰まった箱が並べられ、参加者は協力者への感謝の念と、世界平和実現に向けた決意を新たにしました。式典には、教団を代表して渡邊恭位理事長が出席。青年部員らの取り組みを讃(たた)えるとともに、さらなる精進を促しました。なお、WCRP日本委員会に加盟する教団の青年が中心となり、これまで全国で集められた署名の数は948万4272(19日現在)。同青年部会がキャンぺーンスタート時に掲げた目標数、1千万に迫っています。
式典は、参加者代表4人による献灯で開幕。立正佼成会「ARMS DOWN!」実行委員長を務める藤田桂一郎・墨田教会青年部長を導師に読経供養が行われました。
体験説法に立った仙台教会青年女子部長は、不平不満や迷いなどさまざまな思いが生じながらも、庭野日敬開祖の願いを確認し、またサンガに支えられて「ARMS DOWN!」に取り組んできたことを報告。活動を通して他者の仏性を拝む尊さと、生かされているいのちに感謝する大切さに気づいたと発表しました。その上で、改めて共に歩んできた青年サンガに触れ、「皆さんに出会えて一緒に活動できることが最高の喜びであり、誇りでもあります」と述べ、一層の精進を誓いました。
このあと、藤田実行委員長、松本貢一青年本部長がそれぞれあいさつに立ちました。共にこれまでの取り組みに感謝を示し、キャンペーン終了まで1千万という目標を目指していくことを参加者に呼びかけました。また、松本青年本部長は、庭野光祥次代会長が青年部員に寄せた言葉を紹介し、参加者を激励しました。
次いで、渡邊理事長が登壇し、講話を述べました。渡邊理事長は、自身がボランティアとして参加した第1回WCRP世界大会(1970年、京都)の開催中、庭野日敬開祖から「この会議は、青年の皆さんのために開いたもの」と言葉をかけられた体験などを紹介。40年経(た)った今年、世界の青年宗教者によって「ARMS DOWN!」が実施されたことを喜ぶとともに、立正佼成会青年部員の熱心な取り組みを讃(たた)え、「感動しました」と言葉を贈りました。
その上で、庭野開祖の著書『瀉瓶無遺(しゃびょうむい)』の一節に触れながら、信仰者にとって一番大事なことは「自分の心を浄(きよ)めること」と解説。青年部員たちが「ARMS DOWN!」に取り組む中でそうした修行に取り組んできたことを「最高の功徳」とかみしめ、さらなる成長に期待を寄せました。
(2010.9.24記載)
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