平成22年次「お会式・一乗まつり」が10月3日、本部周辺で開催されました。立正佼成会発祥の地・修養道場から法輪閣までを練り歩く「一乗行進」には、国内外の教会、ブロック、本部班など全44隊、約7千人が参加。約2万5千人の観衆が声援を送りました。また付近の会場では国内外の教会、NGO(非政府機関)など18団体による「一乗物産展」や子供向けイベント「キッズランド」が催されました。行進の模様はインターネットを通じてライブ配信されました。
「お会式・一乗まつり」は日蓮聖人の遺徳を偲(しの)ぶとともに、法華経の一乗精神を基に「人を救い、世を立て直す」という一念を貫いた庭野日敬開祖を追慕・讃歎(さんたん)し、報恩感謝の心で信仰の継承と菩薩行実践の誓願を新たにすることを目的とします。
大聖堂の開会式では、祈願供養に続き、あいさつに立った沼田雄司教務局長が、お会式を彩る「万灯」「マトイ」「笛」などの意味を説明。「おおらかで、一乗堂々たる『お会式・一乗まつり』を、皆さまのご協力を頂き、晴れやかに実行していきたいと思います」と参加者を激励しました。
午後1時20分、立正佼成会発祥の地・修養道場前で目黒教会青年部長が発進を宣言し、「一乗行進」がスタート。本部をはじめ東京東・同中央・同西ブロック22教会の御旗(みはた)を先頭に、万灯やマトイ、鳴り物などで構成された全44隊が中野本郷通りをにぎやかに練り歩きました。
今年は、「御親教」で披露された庭野日鑛会長による書き初めの『合掌』『善友(ぜんゆう)』の文字や「ARMS DOWN!」のロゴを装飾した山車などが多く登場。「グループ参加」の港、古河の両教会は、山車の上部に東京タワーとともに、本会「CI計画」のシンボルマークとスローガン『生かされ、生きるチカラ。』が記された大扇子を飾り付け、沿道の人々にPRしました。
地域の特色を生かした行進も多く見られました。八戸教会は、地元で約290年続く伝統祭「八戸三社大祭」を再現し、「かぐや姫」の物語をモチーフにした山車に加え、郷土芸能の「虎舞」などを披露。浜北教会の行進には「飛龍まつり」の山車が登場しました。また、IBC(国際仏教教会)の隊列には、在日外国人の会員に加え、当日に合わせて来日したブラジル教会とモンゴルの会員が参加。各地の民族衣装をまとい、「一乗行進」を盛り上げました。
閉会式では、葛飾教会青年部長の掛け声に合わせ「追い込み」が行われました。このあと、庭野会長が登壇し、地元町会、消防、警察の協力に謝意を表明。参加者をねぎらい、「『お会式・一乗まつり』が皆さんの精進に結びつきますよう、心からお祈りしています」と述べました。
(2010.10.8記載)
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