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2010年10月29日 成田山新勝寺「開基1080年委員会」メンバーが来会

真言宗大本山成田山新勝寺(千葉・成田市)「開基1080年委員会」のメンバー23人が10月29日、来会しました。平成28年の開基1080年に向けさまざまな記念事業を計画する同寺が、立正佼成会の教団運営や布教、施設管理のあり方などを学ぶために訪れたもの。

同寺と立正佼成会は本部や地元の佐倉教会を通して深い交流があります。同寺の平和大塔の地下に埋設されたタイムカプセルには、当時の各国元首らと共に庭野日敬開祖の「平和へのメッセージ」が納められています。
一行は大聖堂、一乗宝塔を参拝後、開祖記念館を見学。庭野開祖の信仰の足跡を学んだあと、教団紹介DVDを観賞しました。
続いて法輪閣で渡邊恭位理事長と懇談。この中で渡邊理事長は、一昨年、同寺の「開基1070年祭記念大開帳」に出席し、同寺の伝統の重みを感じた体験に触れ、「私どもより千年も先を歩かれている皆さまが、歴史の浅い佼成会においでになり、勉強されるお姿を通して、改めて求道する大切さを教えて頂きました」と述べました。
これに対して山﨑照義同寺寺務長(同委員長)は、WCRP(世界宗教者平和会議)や庭野開祖との交流を縁とした本会との関係の深さを強調。「歴史の長短にかかわらず、宗教法人として今の時代に携わる上で佼成会の皆さんには学ぶところが多い」と語りました。
質疑応答では、本会の職員数、防災体制、出版物、団体参拝の受け入れのあり方などが話題に上りました。席上、渡邊理事長が教えを分かりやすく伝える方法として体験説法を大事にしていると伝えると、山﨑寺務長は、本会の式典で体験説法に感銘し、同寺の写経大会などでは必ず参加者に体験発表をしてもらっていることを紹介しました。

(2010.11.5記載)