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2010年11月30日 新宗連「第21回教団人セミナー」に光祥次代会長が出席

新宗連(新日本宗教団体連合会)の「第21回教団人セミナー」が11月30日、東京・渋谷区の新宗連会館で開催され、加盟教団の代表、役員ら約30人が参加、立正佼成会から庭野光祥次代会長が出席しました。

同セミナーは、宗教や教団運営のあり方について学習を深め、現代社会の中で宗教の働きをさらに高めていくことが目的。来年の新宗連結成60周年に向けた記念事業の一環として、『現代日本の宗教状況と教団人の働き』をテーマに4回の開催が予定されており、今回はその3回目。
当日は、『生・働・老・死をどう支えるか──少子多老社会・日本における宗教界の役割』と題し、IIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)代表者の川北秀人氏が講演しました。
川北氏は、日本の「少子多老社会」の実情や将来的な予測に言及した上で、介護、子育て、労働など少子化の要因となる課題を抽出。行政と協働し、市民レベルで地域の活性化を図る手法の大切さを強調しながら、宗教界の持つ人的、物的、精神的資源を地域コミュニティーの支援に活用していくことに期待を寄せました。
このあと、参加者は3班に分かれてグループディスカッションに臨みました。その後の全体会では、「奉仕の精神の大切さ」「晩婚化への対策」「宗教団体の拠点の市民への開放」などさまざまな観点から意見が交換されました。

(2010.12.10記載)