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2011年01月20日 一食平和基金とAMDAが共催し「ハイチ地震緊急支援報告会」

立正佼成会一食(いちじき)平和基金と特定非営利活動法人「AMDA」の共催による「ハイチ地震緊急支援報告会」が1月20日、大聖ホールで開催され、会員ら80人が参加しました。

昨年1月12日、ハイチで発生した地震(マグニチュード7・0)では、300万人近くが被災し、死者は約23万人に上りました。AMDAは地震発生直後から医療支援を中心としたさまざまな活動を展開しており、同基金が寄託した350万円が役立てられています。今回の報告会は、AMDAハイチ現地協力調整員のマック・ケビン・フレデリック氏とAMDAから義足提供の支援を受けたガレ・エズナード氏が来日したことを受けて開催されました。
同基金運営委員会の保科和市事務局長のあいさつに続き、AMDA代表部参事の難波妙氏が被災直後から3カ月間にわたり実施された負傷者への医療活動をはじめ、現在行っているさまざまな支援事業を報告しました。
次いで、AMDA「義肢支援プロジェクト」マネジャーの八尾直毅氏が、地震で約4千人が手や足を切断する重傷を負ったと説明し、義肢提供事業は被災者からの需要が高いと強調。貧困により病院に通えない下肢切断者42人に対し、義足の支援や歩行指導を行う同プロジェクトについて伝えました。
フレデリック氏が、現地でまん延するコレラへの医療支援やAMDAハイチ支部の立ち上げなど今後の事業計画を紹介したあと、エズナード氏が義足の提供によって将来に希望が持てたことを語り、被災者への支援に謝意を表しました。

(2011.2.4記載)