全国の青少年部員が地域社会や世界平和のために菩薩行を実践する「青年の日2011」の実施概要がこのほど、青年本部から発表されました。メーンテーマは『大志~社会変革の風をおこそう~』。5月15日を中心に、全国各教会で多彩な活動が展開されます。
42回目を迎える今年は、青年部の中期計画・長期構想『大志プロジェクト』に基づき、国内外の諸課題の解決に向けて主体的に取り組むことが示されています。また、昨年実施した「ARMS DOWN! 共にすべてのいのちを守るためのキャンペーン」を通して広がった地域の諸宗教者や団体などとのネットワークを活かし、身近な人や社会に喜ばれる活動の展開を提案しています。
なお、「実施の手引き」は2月11日付の「会報」とともに、平成23年度の「一食(いちじき)を捧(ささ)げる運動」「一食ユニセフ募金」それぞれの概要と併せて各教会に送付されます。
実施概要は次の通り。
【メーンテーマ】
大志~社会変革の風をおこそう~
【目的】
社会や国家、そして世界平和のために具体的な菩薩行実践を行い、その活動を通して青少年布教を推進する。
【実施日】
5月15日(日)
【統一プログラム】
「祈りのことば」
※「青年の日」当日、5月15日(日)正午を期して、各会場や教会、家庭、職場、街頭において「祈りのことば」を捧げる。
【主催団体】
立正佼成会
※主催者名を変更する場合、次の後援団体名は使用できませんので、必ず事前に青年本部までお問い合わせください。
【後援団体】(予定を含む)
日本ユニセフ協会、国連UNHCR協会、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所、開発教育協会、明るい社会づくり運動、国連世界食糧計画WFP協会、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会、新宗連(新日本宗教団体連合会)
【問い合わせ】
電話03(5341)1661 FAX03(5341)1055/青年本部「一乗グローバルネットワーク」担当=坪内、吉田、木原
「青年の日」に向けて
青年本部長 泉田和市郎
昨年は、世界規模の課題である核兵器廃絶、軍縮、開発の促進を目指した「ARMS DOWN! 共にすべてのいのちを守るためのキャンペーン」を全国で展開させて頂きました。皆さんの情熱と努力、そして多くの方のご支援、ご協力のおかげさまで、国内で1100万を超える尊い署名を頂戴(ちょうだい)することができました。
会長先生はご著書『心田を耕す』の中で、人間の真の生きがいについて、「無常を認識し、人間として生を受けた事実を深くかみしめることによって気づけます」と教えてくださっています。また、『願生(がんしょう)』について、「『自分は願ってこの世に生を受けたのだ』と自覚するとき、心の底から湧(わ)きあがる『利他の思い』に突き動かされます」と述べられています。
「ARMS DOWN!」は、まさに多くの方の『願生』があらわれたものであったと受けとめています。同時に、本来皆がつながり合って生きていることを改めて感じさせて頂く機会でもありました。また、本会青年部の皆さんにとっては、たくさんの出会いや学びを通して、会長先生がご指導くださるとおり、いま、ここに生かされている自らのいのちの尊さを知るとともに、この世に生を受けた意味を深くかみしめられたことだと思います。
そうした昨年の経験や学びを踏まえ、42回目を迎える今年の「青年の日」は、これまで私たちを育んでくださった地元・地域への感謝と貢献を軸に、より多くの方に参画頂ける活動や運動に取り組ませて頂きたいと思っています。メーンテーマには、昨年と同様、『大志~社会変革の風をおこそう~』を掲げさせて頂きます。
「ARMS DOWN!」によって、地域の諸宗教者や諸団体と新たにご縁を頂いた、あるいはいっそう絆(きずな)を深められたというお話をたくさん伺っています。「青年の日」ではぜひ、地域のネットワークを活かしながら、それぞれの教会の持ち味を一層発揮して頂くことを期待しています。さらに、そうした取り組みを通し、「明るく・優しく・温かい」青少年菩薩が一人でも多く誕生することを願っています。
まず、私たち自身が、すでに頂いているたくさんのものに気づき、しっかりと感謝をさせて頂こうではありませんか。そして、未来をつくるのは、私たちの“いま”の実践、精進の積み重ねであることをお互いさま心にしっかりと置き、本気になって取り組ませて頂きましょう。
合掌
(2011.2.14記載)