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2011年02月10日 一食平和基金運営委 ブラジル南東部豪雨被害に対し緊急支援

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)はこのほど、1月中旬にブラジル南東部を襲った豪雨の被害に対し、300万円の緊急支援を決定しました。2月10日、永嶋孝至ブラジル教会長が同国赤十字社サンパウロ支社を訪問し、アリーネ・ゴメス・ホーザ社会計画部長に義援金(目録)を贈呈しました。

今回の豪雨により同国南東部では洪水や土砂崩れが発生し、大きな被害をもたらしました。国連人道問題調整事務所の報告によると、1月末現在、死者は約800人を超え、行方不明者は400人以上。リオデジャネイロ州政府の発表では、約3万人が教会や学校校舎などで避難生活を送り、道路や橋が寸断された地域も多く、救援活動は難航しています。
永嶋教会長は、支援先の選定にあたり橋渡し役を務めたブラジルのフォコラーレ運動(カトリック在家運動体、本部・イタリア)のヘジーナ・マリア・プラド氏、アロジージオ・サントス氏と共に赤十字社を訪問。ホーザ氏に「一食を捧(ささ)げる運動」の意義を伝え、浄財に会員の祈りが込められていることを説明しました。これに対し、ホーザ氏は現地の被害状況や救援活動の進捗(しんちょく)に触れ、被災者への支援に謝意を表しました。
ブラジル赤十字社は現在、負傷者の搬送や応急手当てなどの支援活動を展開。浄財は、飲料水や子供用ミルクなど救援物資の購入と配布に役立てられています。

(2011.2.18記載)