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2011年02月19日 第1回「社会福祉研究会」 よりよい支援のあり方を研さん

「社会福祉研究会」(教務局社会貢献グループ主管)の第1回が2月19、20の両日、普門館4階会議室で行われました。

社会福祉研究会は、昨年に「新任社会福祉専門担当者教育」を修了し、現在、教会で社会福祉専門担当者を務める会員を対象とするものです。一人ひとりの心田を耕す「佼成福祉の基本理念」をはじめ、「物心一如(いちにょ)」「自他一体」の精神に基づき、適切な社会資源を活用し、人々を救済できる人材の育成を目的としています。年5回の講座が行われ、今年次は23人が受講します。
19日には、東京教育専門学校副校長の下岸幸子氏による「事例研究」が行われました。参加者は、一人暮らしの高齢者や若者の就職に対する支援など、各教会での福祉相談を題材に意見を交換。よりよい支援のあり方を研さんしました。
この中で下岸氏は、福祉相談は、クライアント(相談者)の自立を目指すものと強調。「ワーカー(援助者)は、クライアントの問題を解決するのではなく、クライアントに寄り添って、問題解決に向けた方法を共に見つけ出すことが大切」と語り、福祉相談に臨む上での基本姿勢を示しました。
このあと、『佼成福祉の基本理念と超高齢社会の取り組み』と題して保科和市同グループ次長が講義に立ち、立正佼成会が目指す福祉活動の基本理念を説明。友愛訪問や介護者の集いなど各教会の活動とその功徳を紹介し、「福祉活動を機縁として自らの仏性に気づき、相手の仏性が開かれていくかかわりを共に目指していきたい」と語りました。
翌20日は下岸氏を講師に、さらなる「事例研究」が行われ、参加者は悩みを抱えるクライアントへの対応や福祉資源の活用方法などを学び合いました。

(2011.2.25記載)