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2011年03月24日 東日本大震災に心寄せる教会・サンガの取り組み

東日本大震災の支援活動が、全国の教会や地域、家庭、会員一人ひとりの、復興への祈りが込められた取り組みとして、積極的に行われています。

胸に光る応援スローガン

『被災者を応援します「地震に負けるな/サンガはひとつ」』
津山教会の幹部や道場当番、式典お役者らが身につけるネームプレートのスローガンには、被災者を思う力強さが宿ります。被災の痛みを分かち、一日も早い復興を願う気持ちから発案されました。
スローガンは法座席の壁にも張り出され、会員は日々、胸に刻む。心を合わせ、被災会員への義援金や津山市への毛布提供、日々の祈願供養など、自分たちにできる精いっぱいの実践に取り組んでいます。

被災体験を生かせる支援を

「新潟県中越地震」を経験した同県下の会員たちにとって、東日本大震災は決して人ごとではありません。包括地域内の燕市体育館が被災者の避難所となった寺泊教会では、18日から燕南、燕東の2支部の会員たちがボランティアに励んでいます。
活動は朝7時から2時間。毎日4人が参加し、他のボランティアと共に朝食の配膳(はいぜん)などを行っています。「つらい気持ちが分かる」「私たちも全国の皆さんに助けてもらった」と語る会員たち。被災者を思い、また自らの被災体験を振り返りながら、「今、自分にできること」に力を注ぎます。

夫婦の節目に貯金を献金し

2011年3月で結婚40年を迎えた大分教会主任は、新婚旅行以来となる夫婦旅行にと貯金してきた全額を被災会員への義援募金に充てました。
テレビで犠牲者の数が報道され、津波による被害の大きさと厳しい避難生活を送る人々の状況が伝えられるたびに、小関さんは胸を痛めました。大分教会で義援金の活動を知り、夫に旅行代金を使いたいと相談。夫からは「それはいい。旅行はいつでも行けるから、まず人さまに」との言葉が返ってきました。
「私たちにできることを考えました。苦しい中で頑張っている方々に、少しでもお役に立てれば」と話しました。

(2011.03.24記載)