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2011年05月14日 「耳の聞こえない人・聞こえにくい人の参拝(第9回アイラブ団参)」開催

「耳の聞こえない人・聞こえにくい人の参拝(第9回アイラブ団参)」(同実行委員会主催)が5月14、15の両日、大聖堂、法輪閣第5会議室などを会場に開催されました。付き添いや手話通訳のボランティアを含む72人が参集。参加者は「釈迦牟尼仏ご命日(布薩(ふさつ)の日)」式典に手話通訳と要約筆記付きで臨んだほか、研修会や法座を通して学びを深めました。式典終了後、法輪閣第5会議室で庭野光祥次代会長と面会しました。

今年のテーマは『大聖堂に集い、学び、善友(良き友)と笑顔で縁を広げよう』。5月14日、法輪閣第5会議室で行われた「つどい」の冒頭、東日本大震災の犠牲者の冥福を祈り、黙とうが捧(ささ)げられました。実行委員長と保科和市・教務局社会貢献グループ次長があいさつ。続いて『佼成会の基本的な用語』と題して、元中央学術研究所所長の北貢一氏を講師に仏教研修会が行われました。
この中で北氏は「おたすき」「総戒名」などの意味を解説するとともに、立正佼成会創立の精神に込められた庭野日敬開祖の願いを確認しました。夕食後、参加者は第二団参会館での「夜のつどい」で研修会の学びや感想を語り合いました。
翌15日は、大聖堂での「釈迦牟尼仏ご命日(布薩の日)」式典に参列。手話通訳、要約筆記を介して体験説法や庭野日鑛会長の法話に接し、学びを深めました。
式典終了後、光祥次代会長が法輪閣第5会議室を訪れ、参加者を前に「式典や法座に参加されて、楽しく、有り難い一日を過ごして頂けたらと思っています。今年もお会いすることができてとてもうれしいです」と述べました。
このあと、教務局伝道メディアグループの野崎泰宏次長と教育者教育研究所の北村泰章所長を法座主に迎え、大法座と「交流会」が実施されました。
今回初めて参加した会員は、「これまで、自分を理解してもらうのは難しいと感じてきましたが、今回仲間と出会い、自分から一歩踏み出して心を発信していくことが大事だと教えて頂き、とても勇気づけられました。身近にいる聴覚しょうがい者のお役に立てるように、少しずつ手話を覚えていきたい」と感想を語りました。

(2011.05.20記載)