東日本大震災の支援活動が、全国の教会や地域、家庭、会員一人ひとりの、復興への祈りが込められた取り組みとして、積極的に行われています。
受けた支え胸に街頭募金に立つ
「食事も十分に取れず、寒さに耐えながら生活しているのではないか」。被災者の生活を考えるたび、青年部員は胸が痛みました。東海地震の可能性が指摘される中、人ごととは思えませんでした。 4歳の頃、全身の血管に炎症を起こす川崎病を患いました。「多くの人に支えられて今の自分がある」。日頃から感謝の念を抱き、人の役に立ち恩返しがしたいと願ってきました。 そんな中、祖母に誘われ街頭募金に参加しました。同年代の仲間が積極的に協力を呼びかける姿に力を得、大きな声で献金を募ることができました。「一人では無理でも、みんなと一緒だと行動できる」。今後も、仲間と共に被災地支援を続けるつもりです。
祈りを込めて「友達」を思う
福島教会で5月4日、「こどもの日の集い」が行われました。被災地では家や家族を失い、避難所でつらく寂しい思いを抱える子供たちも大勢います。集いでは、そうした「友達」のことを真剣に考え、祈りを込めて子供たちがメッセージをつづりました。 『体に気をつけてください』『一緒に頑張りましょう』『早く学校に行けますように』。子供たちの祈りの言葉は、ラジオ福島の番組「お母さん教室」(毎日午前9時40分から15分間。同教会が担当)で毎週木曜日に紹介されます。番組のパーソナリティーを務める青年婦人部長は、「言葉を超えた子供たちの思いを届けられたらうれしい」と話します。
多くの善意に復興の光見る
掛川教会も加盟する「明るい社会づくり運動御前崎協議会」では、震災直後から義援金の呼びかけを始めました。支部壮年部長も自分の足元から実践しようと、勤め先に募金箱を持参し、60人いる社員一人ひとりに声をかけて回りました。 たばこの本数を減らして募金してくれる人、手持ちのない同僚に代わり立て替える人……。5日間で、多くの善意が集まりました。「東海地震が心配される中、今回の震災は人ごとではない、そうした気持ちもあって自然と助け合いの心が生まれたのだと思います」。被災地を思う仲間の姿に、復興の光を見る思いがしました。
(2011.05.20記載)
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