平成23年次「壮年本部参拝」の第1回が5月28、29の両日、大聖堂、第二団参会館で開催され、62教会から約1350人が参加しました。
5月29日、大聖堂での式典は佼成箏曲部の琴の調べにより開幕。国富敬二総務局副局長を導師に読経供養が行われ、『御本尊の願い』と題したナレーションが流されました。
愛唱歌『ありがとう』の合唱に続き、壮年部員が体験説法に立ちました。建設会社を営んでいましたが資金繰りの悪化する中で、兄姉に勧められて教会に参拝し、ご供養に熱心に取り組むようになった経緯を報告しました。さらに、倒産や離婚という苦しみの中で、自分の経験と価値観だけで人や物事を判断してきた姿勢を見つめ直し、多くの人の支えに感謝できた体験を発表。人との出会いで相手の良さを見いだし、菩薩行の実践に取り組んでいきたいと誓願しました。
v このあと、講話に立った山野井克典顧問は冒頭、東日本大震災の被災者に見舞いの意を表すとともに、被災地に心を寄せて全国で進められた会員の支援活動に謝意を表明。一方、震災を踏まえ、「足るを知る」大切さを強調しました。
さらに、震災以外にも、自死や孤独の増加、膨大な借金を抱える国家財政など問題の山積する社会状況を挙げ、これまで以上に宗教の果たす役割が求められていると指摘しました。その上で、社会に対する壮年の影響力、とりわけ信仰を持った壮年の役割の大きさに言及。「悩みや苦しみのない人生はありません。苦に直面した時、自分中心の見方、考え方から、人さまを中心にして考えられるようになることが問題解決の元になります。苦を決してマイナスととらえず、プラスになるよう精進し、よりよい家庭、社会づくりに共に取り組んでまいりましょう」と述べました。
なお、28日夜には研修「仏さまの教え」や時事問題講演会などの前泊プログラムが実施されました。
壮年本部参拝は今年次計3回(5、7、9月)行われ、延べ3400人が本部を訪れます。
(2011.06.03記載)
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