祈りと思いやりの心が詰まったポッケを手に笑顔を見せる子供たち(フィリピン・ミンダナオ島)
「ゆめポッケ」のキャンペーンが6月1日からスタートしました。同運動は、紛争や対立で心に傷を負った世界の子供たちを勇気づけるため、本会の小・中学生が中心となって、文房具やおもちゃなどを詰めた手作りのポッケをプレゼントするものです。家族でいのちや平和の尊さについて語り合いながら、世界中の子供たちが安心して暮らせる日が一日も早く訪れるよう祈りを捧(ささ)げ、「ゆめポッケ」を作ってみませんか。運動の概要を紹介します。
■「ゆめポッケ」ってどんな運動?
立正佼成会の小・中学生の平和活動の一環として始まった「ゆめポッケ」は、今年で13年目を迎えました。
世界では、国や民族などさまざまな違いから、紛争や対立が起こっています。争いによって家を壊されたり、学校に通えなくなったり、また家族や友人を亡くすなど、今も深い悲しみを抱えて生活を送る子供たちがいます。「ゆめポッケ」は、そうした子供たちを勇気づけようと、小・中学生が中心となり、文房具やおもちゃ、手作りのカードと一緒に思いやりや励ましの心、平和への祈りをポッケに詰めておくる運動です。ポッケ作りを通して、家族で平和の尊さについて語り合い、自他のいのちを尊び、他者を思いやる心を育むことも大切にしています。
各家庭や教会で作られたポッケは教会から輸送会社の倉庫に送られ、その後、約2カ月かけて配付地域に運ばれます。現地では本会の協力団体によって、学校や家庭、難民キャンプなどで生活する子供たち一人ひとりに手渡されます。
また、同運動の輸送費には「一食(いちじき)を捧げる運動」の浄財が充てられています。「一食運動」の精神や意義を確認し、おやつ代を献金するなど、自分にできることを実践しましょう。
■配付予定先
アゼルバイジャン、アフガニスタン、パレスチナ自治区、レバノン、フィリピン(ミンダナオ島)
■どうやって作るの?
【用意するもの】
・布……40cm×52cm
・ひも……66cm
布は明るい色を、ひもは布地に近い色を選びましょう。ビニールやタオル地、浴衣の生地は伸びやすく、穴が開きやすいので避けてください(キルティングはOK)。ステンシルやアップリケ、刺繍(ししゅう)などで飾り付けるととても喜ばれます。
■担当者の方へ
ゆめポッケの送り先が昨年とは異なります。ご注意ください。
■送り先
〒350-1224
埼玉県日高市田木477の1
西武通運行「日通 ゆめポッケ係」
永野・高橋 電話042(984)4461
■ポッケの中身は?
【特に喜ばれるもの】
ぬいぐるみ・おもちゃ、えんぴつ・消しゴム、ノート、ボール、タオル・ハンカチ、手作りカード(名前はローマ字で)
そのほか、クレヨン・色えんぴつ、シール、ミニカー、ブラシ・くし、えんぴつけずり、歯ブラシなども喜ばれます。
【ポッケに入れてはいけないもの】
〈武器や戦争を思い出させるもの〉おもちゃのピストルや刀、軍服を着た人形など
〈危険なもの〉けずったえんぴつ、はさみ、花火、電池など
〈食べ物、食べ物と間違えやすいもの〉缶詰、使い捨てカイロなど
〈植物〉種、栽培キットなど
〈使い方が分からないもの〉ビー玉、おはじき、香り付きの消しゴムなど
※このほかにも入れてはいけないものがあります。詳しくは、平成23年次「ゆめポッケ 実施の手引き」でご確認ください。
■お知らせ
今年から、五角形の星印=図左=がついている文房具などは入れてもよいことになりました。しかし、六角形の星印=同右=は、一部の地域では敵対するグループのシンボルとして、不快に感じる人もいます。六角形の星印が入っているシールやえんぴつは入れないでください。
■ポッケをもっと知りたい!
青年本部が発行した『ゆめポッケハンドブック』や啓発ビデオを教会やご家庭でご活用ください。また、「一食を捧げる運動」ホームページ(http://www.ichijiki.org/)でも、ポッケの関連情報を紹介しています。
なお、「ゆめポッケ」の運動に参加する小・中学生の皆さんに入部登録の手続きをお願いしています。入部登録に関しては所属教会の少年部スタッフにお問い合わせください。
■問い合わせ先
教会での教育、啓発について=青年本部
電話03(5341)1661
FAX03(5341)1055
現地の情報、ポッケの中身、輸送業者(日通)について=教務局社会貢献グループ(一食平和基金担当)
電話03(5341)1034
FAX03(5341)1037
(2011.06.10記載)