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2011年06月11日 「第5回開祖記念館公開講座」開催 酒井顧問、西山・東洋大教授が講演

開祖記念館の5周年を記念した「第5回開祖記念館公開講座」が6月11日、セレニティホールで開催されました。庭野会長をはじめ、渡邊恭位理事長、教団役職者、会員ら181人が会場を訪れました。

当日は、『開祖さまとの想い出』と題して酒井教雄顧問が講演に立ちました。酒井顧問は、立正佼成会教務部長、理事長として庭野日敬開祖のそばで仕えた日々を振り返り、庭野開祖と諸宗教者との触れ合いなど心に残るエピソードを紹介。「縁起」の教えに沿って出会いを大切にし、「一つの国、一つの宗教では平和は成り立たない」との信念で宗教協力に尽くした恩師の姿をかみしめました。
続いて、長年にわたり中央学術研究所や教学委員会の講師を務めてきた西山茂東洋大学教授が、『H(ハーモニー)型菩薩の創造--開祖の人づくりと教団づくり』をテーマに講演しました。この中で、「H型菩薩」について「常不軽行を行軸として周囲に調和をもたらし、世界を佛国土化する地涌(じゆ)の菩薩」と解説。その上で、「読売事件」などでの庭野開祖の対応に触れながら、「決して人と争わない」姿勢を紹介し、どんなときも和や調和を重視する庭野開祖は「H型菩薩のひな型」と述べました。
また、創立から今日までの教団の歩みに言及。「一食(いちじき)を捧(ささ)げる運動」「ゆめポッケ」などの平和活動を評価する一方、今後求められる基本信行に重点を置いた布教伝道、さらに「調和を重視した開祖の宗教思想と佼成会のH型菩薩づくりの意義」を強調しました。

(2011.06.17記載)